岡本夏美「鈍色の箱の中で」で演じる“本能的”な役どころを語る

同じマンションに住む幼なじみの高校生たちが織りなす、切なく危険な偏愛ラブストーリーを描く「鈍色の箱の中で」(テレビ朝日)。話題沸騰の本作は、本日2/22(土)の放送で第3話を迎えます。

美羽(久保田紗友)と、基秋(萩原利久)が一線を越えたことを、盗聴によって知った利津(神尾楓珠)。いら立ちを隠せず、そのはけ口として基秋に「集会室に行けば、本当に欲しいものが手に入る」と意味深な発言をします。そこには基秋の幼い頃の初恋の相手、バイオリンのお姉さん・河野綾芽(筧美和子)がいて……。そんな綾芽の出現が自身の恋の障害になると感じたあおい(岡本夏美)は、戸惑う美羽を連れて綾芽の部屋に向かうのです。

ヒロイン・美羽の良き友人でありつつも、焦燥感や嫉妬心にさいなまれる幼なじみ・高鳥あおい役を演じる岡本夏美ちゃんにインタビュー! 難しい役どころを演じる上で意識したことや、話題騒然のキスシーンについてなど、盛りだくさんでお届けします!

 

——まずは今作で高鳥あおいを演じる上で強く意識されたことを教えてください。

「漫画原作なので、役として、キャラクターとしてしっかりとこの世界に存在することを意識しました。あとは、そこでみんなと会話をすることで湧き出てくる感情。その2つを大事にしながらやっていました」。

——あおいはなかなか素直になれなかったり、他のキャラクターに焦れったさを感じたりと、なかなか表現の難しい役なのかなと思いました。

「あおいは、登場するキャラクターの中でも1番“本能的”な子なんです。誰かに嫉妬したくなったり、誰かをけなすことで自分を守ろうとするというのは、人間誰しもにある弱さからくる行動で……。悪い子や奔放な子になるということではなく、あおいちゃんがこういう気持ちになったからこそ起きた出来事や行動なんですよね。その部分を伝えたいと思いながら繊細に演じています」。

——“役を生きる”という表現で正しいでしょうか?

「そうですね。本を読んだ段階では湧き出なかった感情が、実際に演じてみるといたるところで出てきて。感情が大きくなって、自分も予想していなかった場所で自然と涙があふれたり。その時々に感じることに対して素直にやれたのかなと思っています」。

——ちなみに、ご自身の中であおいに似ている部分、似ていない部分などはありますか?

「ムードメーカーだねと周りに言われることは多いので、そういう意味ではあおいちゃんと似ている部分もあるかもしれません。ただ、実際の幼なじみといる時はそうでもないので……不思議な感じですね(笑)」。

 

 

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