【僕が見たかった青空・雲組座談会/第1回】これまで23人で活動してきた彼女たち。二組に分断されるこの選抜制が、僕青にどんな未来をもたらすのか──

左から須永心海、山口結杏、長谷川稀未、萩原心花、今井優希、秋田莉杏、八重樫美伊咲、持永真奈、木下藍、青木宙帆、岩本理瑚  
photo=HIROKAZU

僕が見たかった青空が1月31日、2ndシングル「卒業まで」をリリースした。今作から選抜制が導入され、選抜メンバー12人が“青空組”、非選抜メンバー11人が“雲組”と呼ばれることになった。青空組が表題曲やメディアでの活動を担い、雲組はライブなどリアルイベントを中心に活動していく。6月の結成から半年が過ぎ、これまで23人で活動してきた彼女たち。二組に分断されるこの選抜制が、僕青にどんな未来をもたらすのか──。

“乃木坂46公式ライバル”としてとてつもなく大きな存在に追いつくために、がむしゃらに駆け出した彼女たちには、今しか聞けない言葉が、今しか見られない表情がきっとあるに違いない。だからこそ、B.L.T.3月号では、青空組のグラビア&ロングインタビューが掲載されたほか、全メンバー23人を撮り下ろしたビジュアルブックが別冊付録として同梱された。どちらの企画も昨年末、埼玉県秩父の廃校を貸し切って同時に行われた。そして、本誌には未掲載だったが、実はもう一つの企画がその日、進行していた。それが、今回公開する雲組へのロングインタビューだ。

雲組は初の単独公演を1月17日に東京・KeyStudioで開催し、その成功を受け、2回目となる公演が2月16日に開催されたばかりだが、すでに3回目となる公演も3月8日に同会場で開催されることが決定している。今回のインタビューは昨年末に行われたものなので、初の単独公演に向けてレッスンを重ねながら、11人が雲組であること受け止め、雲組としてのあり方を見つけはじめた時期だった。廃校の1階、家庭科室の窓際の大きな調理台を囲んで、雲組の現状や選抜制に対する思い、それから11人それぞれのことやお互いの関係性などをざっくばらんに語り合ってもらった。

「一人ひとりの良さが見つけやすくなった」(秋田)

──2ndシングル「卒業まで」から選抜制が導入され、非選抜メンバーで構成される“雲組”が誕生しました。全メンバー23人での活動と何か違いを感じていますか?
秋田「少人数になったからこそコミュニケーションを取りやすくなったなって感じます。一人ひとりの良さが見つけやすくもなって、自分を出しやすくもなったような気がします」
長谷川「うん。23人だと一人ひとりとしっかり関わっていくのが難しかったところがあったし、全体も見えにくいところがあって、自分の近くにいるメンバーのことしか分からなかったりしたんですけど、今11人になって一人ひとりと関われるし、みんなが全体を見渡せるようになって、まとまりが出たんじゃないかなと思います」
持永「ダンスで分からないところとかあったら、自分から聞きやすくなりました」
八重樫「うん。教え合う機会が増えました。稀未ちゃんとか真奈ちゃんとかダンスの上手いメンバーが率先して教えてくれるから、すごく助かっています。ここを直さなきゃとかいろいろ考える部分が増えて、ダンスもどんどん良くなっているんじゃないかなって思います」
須永「11人だとダンスのこととかみんなで指摘し合ったりできるのは、たしかにすごく良いんですけど、23人のレッスンになった時に、わちゃわちゃして『あ、戻ってきたな』っていう安心感があったりもします。まぁ11人でもわちゃわちゃしているんですけど(笑)」
秋田「でも、23人の時とはなんか違うなぁ」
須永「やっぱり人数が半分になるから、全然違って感じる」
木下「11人だけでも23人でいる時と同じぐらいうるさくなることもあるよね」
須永「それはベイビー(木下)だけだよ(笑)」
木下「え、そんなことないよ!」
全員「あははははは」
山口「雲組の単独ライブ(※1月17日に開催済み)に向けて、レッスンとか11人で集まる機会が増えてきて、みんなでいろいろ話すようになって、明るい雰囲気になってきたよね」
今井「うん。雲組の中での雰囲気がすごく明るくなったなと思う。やっぱり同じ方向性をみんなが向き始めたからなのかな。雲組ライブに向けて今、振りを入れているんですけど、そういう中で教え合ったり支え合ったり、みんなで力を合わせることが多くなりました」
──同じ方向性というのは?
萩原「定期的に雲組みんなで話し合いしたり、目標を出し合ったりしています」
今井「毎回のレッスンで目標を1コ決めているんです」
萩原「昨日は、雲組単独公演に向けて目標を考えたんですけど……。最終的になんてなったんだっけ?」
──え、忘れちゃったんですか!
八重樫「心花ちゃん(笑)」
今井「昨日、すごくいい時間になったのに」
須永「もしかして、まだ寝てる(笑)?」
萩原「寝てない寝てない。えっと、いろいろ言ったよね。全部言えばいい?」
秋田「まとめてお願いします(笑)」
萩原「みんなで話し合って、ダンスレッスンの前に必ず自主練をして、しっかり確認をしてからレッスンに臨もうっていう話になりました。あと、個人個人が家で振りをちゃんと覚えてくるとか、表情ももっと意識しようとか」
長谷川「うん。今日、B.L.T.さんの撮影の合間にもレッスンをさせてもらえることになったんです。その時に今まで振り入れした全曲を確認しようっていうことになって。振り入れしてからレッスンができていない曲もたくさんあるから、正直、みんなも頭の中がぐちゃぐちゃなので、今日の撮影の合間にやるレッスンが無駄なものにならないように、今までやってきた曲を各自で全部確認してきた上で、レッスンに臨もうっていう話をしたりしたんです」
岩本「そうだね。23人のパフォーマンス力に負けないくらいのパフォーマンスを雲組11人でも出せるようにがんばらなきゃいけないと思っているので、お互い高め合うために話し合いをよくするようになったよね」
──話し合いは自発的に始めたんですか?
長谷川「最初はYouTubeで公開している『雲組documentary』の中で話し合う時間を設けてくださったんですが、だんだん自分たちから話し合いをするようになっていって。あと、雲組のグループLINEでやり取りしたりもします。昨日も莉杏ちゃんが、みんなの気持ちをもう一度奮い立たせてくれるようなメッセージを送ってきてくれたんです」
秋田「昨日のレッスンの雰囲気が、私、すごく良かったなって思ったんです。それで、その雰囲気をこれからもずっと維持していきたくて、自分も含めてみんなの意識がその日より低くならないように、明日も練習があるからがんばろうねっていうような声掛けをしました」
持永「昨日のレッスンは、今までと違う達成感があったんです」
木下「ダンスの先生に一人ひとりの意識がまだまだ低いんじゃないかって指摘されて。それで、もっともっと意識を高く持って、練習したりするようになったんです」
萩原「ちょっと待って。昨日のレッスンいた(笑)?」
全員「あははははは」
──え、木下さんは昨日いなかったんですか?
秋田「はい。昨日のレッスンの雰囲気を知らない状態で、いきなり話しだすから、みんなびっくりしちゃったよ」
山口「藍ちゃんらしい(笑)」
須永「でもね、ベイビー(木下)の中の意識も変わっていたんだよね」
木下「うん」
須永「最初の雲組レッスンに比べたら、全員、意識が変わったよね。だから、達成感が生まれてきて、雰囲気も良くなっていったのかなって思います」

「『君のための歌』から勇気をもらった」(岩本)

(C)Ligareaz Management

──選抜制が導入されたことに関しては、それぞれどういう受け止めをされているんですか?
山口「選抜に入れなかったことに悔しさはあるけど、納得はしていて。パフォーマンスの技術的にも、自分の実力はここだなって目に見えていたので、選抜に入れるとは自分でも考えられなかったんです。それは悲しいし悔しいことだけど、今は与えられた場所で必死にやっていこうって前向きに現状を捉えています」
八重樫「私も、悔しい気持ちはあったんですけど、やっぱり結杏ちゃんと同じように納得しちゃう自分がいて。納得しちゃっているのも悔しかったし……。でも、雲組になったことで成長する機会をもらえたんだってポジティブに考えて、もっとがんばろうっていう気持ちになりました」
──すぐポジティブになれたんですか?
八重樫「すぐではなかったです(笑)」
山口「私は覚悟はしていたから、結構すぐに気持ちは切り替えられました」
──そのほかの方たちはどうですか?
青木「グループに入る時点で、いずれ選抜制が導入されていくんだろうなって私は思っていたので、その時に結果がどうであれ、がんばっていこうと思いました。2ndシングルでは選抜の青空組には入れなかったけど、基本的には前向きな気持ちで受け止めていました」
長谷川「私も選抜発表される時に、選抜には入れないだろうなっていう覚悟はあって。正直、これまで活動していて差を感じていたので。もちろん苦しい気持ちもあったんですが、グループに自分がいる意味というか、グループに何も貢献できていない気がしていたので、せめてこの雲組では何か自分にもできることがあるんじゃないかな、少しでもここにいる意味があったらいいなと思って、自分にできることを探してやっていこうっていう前向きな気持ちに切り替えました」
持永「私もみんなと同じような気持ちでした。歌とダンスの面ではがんばってきたと自分では思っていたので、選抜に入れなかったことはすごく悔しかったです。でもグループの中で個性をあまり出せていなかったのかなって、納得できるところもあって。なので、雲組になってから、もっと自分を出せるようになりたいと思ったし、歌とダンスもどんどんスキルアップしていきたいと思いました」
須永「選抜発表の時、私は頭が真っ白になって。今もその時の気持ちを言葉にしなさいって言われても、どう表現したらいいか分からない感じです。あと、正直、まだ23人全員で踊っていたかったなっていう思いがあったりもします。でも、ここでめげちゃいけないなと思って。日々応援してくださるファンの方がいるので、その応援に応えられるようにがんばろうって!」
今井「そうだね。私は二組のグループに分かれて、自分の気持ちが整理できない期間もあったんですけど、雲組になってからレッスンに対する熱量が自分の中ですごく変わってきて、レッスン1回1回をすごく大切にするようになったんです。もちろんデビューシングル『青空について考える』の時もしっかりやってはいたんですけど、選抜制が導入された2ndシングル『卒業まで』になってから、二組に分かれて人数が減ったぶん、メンバー一人ひとりとしっかり向き合えるようになって、自分の本音もメンバーに話せるようになったし、自分のここがダメなんだなっていうところも見つけやすくなって。雲組になってまだ少ししか経ってないですけど、成長できているんじゃないかなって感じていて、すごく前向きに今、がんばれています」
岩本「私は選抜制を導入するって言われた時、覚悟をしていたんですけど、やっぱり悔しかったんですよ。でも、その日のうちにポジティブな考え方に変わったんです。選抜制って、私たちにとってもありがたいことなんじゃないかなって思って。選抜を目指してみんなが切磋琢磨するようになって、僕青がより良い形になっていくんだと思います」
──ABEMAで放送された選抜発表の舞台裏ドキュメンタリー(https://youtu.be/Ql0WtEGnfi0?si=eRfIF27vR1Ch5PEB)では、岩本さんは誰よりも泣いていたかと思うんですが、その日のうちに気持ちを切り替えられたんだ。
岩本「あの時は泣きながらも、結構前向きな話はしていたんですよ(笑)」
山口「気持ちに頭と身体が追いつかなかった?」
岩本「そう。覚悟はしていたので、前向きにがんばらないとなって気持ちは決まっていたんですけど、やっぱり悔しかったから、泣いていました(笑)。悔し泣きです!」
──すごく思いが伝わる映像でした。
岩本「恥ずかしい(笑)」
──では、木下さんは選抜発表時、どんな心境でしたか?
木下「選抜に選ばれなかった時、そうなるとは思っていたんですけど、いつも応援してくれるファンの皆さんに申し訳ないなっていう気持ちがありました。それと、ダンスも歌も私はみんなよりできなくて、誰よりも迷惑をかけているから、みんなにも謝らないといけないと思って。早くダンスも歌もできるようになって、それで……(と言いながら謎に手首を回す)」
萩原「それ、回しているけど、 なに(笑)?」
木下「え? あー(と回すのを止める)」
──歌もダンスも着実に成長しているのでは?
木下「オーディション合格後すぐにあった合宿の時、全く踊れなくて、ただずっと立っていて、ウロウロしていたんですよ。どうしたらいいか分からなくて」
萩原「すごい分かる!」
岩本「みんなできてなかったよね」
木下「その頃に比べたらまだ踊れるようにはなったと思うんですけど……」
山口「上から目線になっちゃうけど、すごく良くなっているよ! 見ていて分かる。最近、レッスンが始まる前にもう振りを覚えていたりするし」
秋田「うん。一緒にメンバーとして過ごしてきたからこそ、成長っていうか、変わっていっているのが分かる」
木下「(照笑)」
萩原「うれしそう(笑)」
秋田「私もうれしい。ベイビー、ホントにがんばっていると思う」
山口「すごいよ、藍ちゃん」
木下「でも、いつもみんなに教えてもらっていて、みんなの時間を奪っちゃうから。それがなくなって、早く一人で、何でもできるようになりたい(と言いながら、また謎に手首を回している)」
萩原「また回した(笑)」
──秋田さんと萩原さんは選抜制に対してどんな受け止めだったんでしょう?
秋田「私も選抜発表の時、選抜に入れなかった自分に納得しちゃっていました。そんな自分がめっちゃ嫌で、それが悔しくて。でも、すぐには前向きな気持ちに切り替えられなかったです。雲組だけのレッスンが始まって、話し合いとかも結構するようになってから、みんなが前向きになっているのに、私だけへこたれたままだったら雰囲気が悪くなっちゃうなって思って、だんだんと切り替えられていったのかなって気がします」
萩原「私も自分は選抜には入れないだろうなって思っていました。実際、名前が呼ばれなくて。すごく悔しかったんですよ。それで、どんどんネガティブになっちゃって。心海とその時のことを話したりするんですけど、すごくネガティブなことを考えちゃっていました。選抜発表から雲組だけのレッスンが始まるまで1ヵ月ぐらい間があったんですけど、その1ヵ月を振り返ると、悔しいって気持ちばかりを思い出します。でも、レッスンが始まってから、このままじゃダメだなって、もっと前向きにがんばらなきゃって思うようになっていきました」
──自分で「このままじゃダメだ」って思うことができた?
萩原「はい。自分でというか、みんなとのレッスンが始まって、こんな暗い人がここにいたらダメだな、みんなに申し訳ないなって思ってですね。あと、雲組楽曲『君のための歌』(https://youtu.be/0Mk4uxSffWU?si=KMBUgq_29w-SBcBb)もいただけたので、その曲をしっかり届けることを考えないといけないっていう気持ちに切り替えられたから」
──雲組のレッスンが始まるまでの1ヵ月は、そんなネガティブ思考になっていたんですか?
萩原「みんなといる時は明るいんですけど、一人になったりするとずっと考えちゃうっていうか。落ちていったよね、特に心海ちゃんと私」
須永「うん。ホントにダメでした。最後の最後まで二人とも前を向けなくて。二人でいることはもともと多かったんですけど、その時は二人ともずっと負のオーラが出ていたと思います(笑)。特に何を話すっていうわけでもないんですけど、お互い頭に思い浮かべているのは選抜発表の日のことで。二人でいる時はすごく暗くなっていました。それを見かねてか、マネージャーさんたちが私たちの気持ちを奮い立たせてくれました(笑)」
──雲組楽曲「君のための歌」はすごくいい曲ですよね。
全員「ありがとうございます!」
──皆さんもそう思いませんか?
全員「うんうん」
岩本「最初に聴いた時、鳥肌がすごく立ちました」
須永「この曲を聴いて、気持ちを切り替えられたっていうところもあります」
秋田「結構そういうメンバーが多いかもしれない」
山口「たしかに。その前から話し合いはしていたんですけど、ちょっとどよんってなっちゃったりする時もあったんですけど、レッスン場に集まって、初めてこの曲を聴いた時、一気にみんなうわーって笑顔になりました」
木下「みんなで、『めっちゃ良いね』って言い合ったもんね」
岩本「うん。「君のための歌」から勇気をもらいました!」
全員「うんうん」

取材・文/小畠良一

⚫️PROFILE

青木宙帆 aoki yuho ’03・6・13沖縄県出身。双子座。A型。

秋田莉杏 akita rian ’07・7・9兵庫県出身。蟹座。B型。

今井優希 imai yuki ’05・8・28愛知県出身。乙女座。AB型。

岩本理瑚 iwamoto riko ’07・11・25東京都出身。射手座。A型。

木下藍 kinoshita ai ’09・8・19東京都出身。獅子座。O型。

須永心海 sunaga miuna ’05・4・11埼玉県出身。牡羊座。A型。

萩原心花 hagiwara kokoka ’06・6・30静岡県出身。蟹座。A型。

長谷川稀未 hasegawa hitomi ’03・3・24埼玉県出身。牡羊座。A型。

持永真奈 mochinaga mana ’04・1・25東京都出身。水瓶座。A型。

八重樫美伊咲 yaegashi miisa ’10・3・5宮城県出身。魚座。血液型不明。

山口結杏 yamaguchi yuan ’04・10・14兵庫県出身。天秤座。B型。

購入者特典

B.L.T.3月号別冊付録「僕が見たかった青空ビジュアルブック」

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【特典内容】

ポストカードA1枚

※絵柄は青木宙帆&伊藤ゆず&西森杏弥&宮腰友里亜&持永真奈&山口結杏。

https://7net.omni7.jp/detail/1107468482

ポストカードB1枚

※絵柄は秋田莉杏&安納蒼衣&岩本理瑚&金澤亜美&萩原心花&八木仁愛。

https://7net.omni7.jp/detail/1107468483

ポストカードC1枚

※絵柄は今井優希&須永心海&長谷川稀未&早﨑すずき&吉本此那。

https://7net.omni7.jp/detail/1107468484

ポストカードD1枚

※絵柄は木下藍&工藤唯愛&塩釜菜那&杉浦英恋&八重樫美伊咲&柳堀花怜。

https://7net.omni7.jp/detail/1107468489

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