【インタビュー】米倉れいあがドラマ「僕たちの校内放送」でヒロイン役を熱演! 特別連載Part2

時に実験的、もしくはトガった番組を放送することで知られるフジテレビ深夜の「火曜ACTION!」枠。この8月は、「高校の校内放送をラジオに」というモチーフの連続ドラマ「僕たちの校内放送」を全4回で放送(※関東ローカル)。そのヒロイン・夏川茜役に配された米倉れいあにインタビューを敢行! こちらも全4回、毎週の放送前に近況やパーソナルな話も交えながら、各回の見どころや現場でのエピソードなどをここでしか見られないオフショットと共に紹介していく。というわけで、第2回も元気よくいきますよ〜ッ!

──第1話を見た印象ですが、米倉さんが演じている夏川茜は天然っぽいところがあるのかな〜と。

「そうなんです、天然ですし自然な陽キャですよね。そのナチュラルさが、男の子を『え……もしかして、俺のこと好きなのかな!?』って勘違いさせちゃうんじゃないかなと思います。でも、茜自身に全然そんなつもりはなくて、本人は誰とでもいたって普通に接しているつもりなんです。ただ、私の中で茜ちゃんは〝一軍の陽キャ〟っていうイメージがあるので、自分自身とはほど遠いなぁって感じてもいて。私はどちらかというとあんまり目立ちたくなかった方なので……。対して茜は基本的に笑顔でいることが多くて、(声のトーンが2音くらい上がって)『あっ、ありがと〜っ!』っていう感じの受け答えをするから、意図せず男子の気を引いてしまうのかもしれないですね」

──ただ、茜ちゃんはモテようと思ってそういう振る舞いをしているわけじゃないんですよね。

「はい、本人的にはまったくそんなつもりはなくて。でも、茜ちゃんの普通の振る舞いが他人から見たら〝天然〟な感じで悪意がないのも分かるので、わりと女子からも好かれていて。だからこその〝マドンナ〟ポジションなんでしょうね(笑)」

──なるほど(笑)。一方、2話から本格的に登場してくる中田青渚さん演じる藤原瑞輝は、ラジオマニアというキャラなんですよね?

「ラジオが大好きなんですけど、クールで人を寄せつけない……孤高のキャラという印象を受けると思います。立ち位置的にもキャラクター的にも茜とは真逆な感じなんですけど、茜もラジオ好きなので──あ! この先はオンエアでのお楽しみということで(笑)」

──期待を煽りますねぇ(笑)。では、1話で〝キセキ〟的に出会った今野浩哉(木戸大聖)と大城健太(前田旺志郎)のコンビは、どんな感じになっていくんですか?

「2話から〝仲の良い2人組〟感が強くなっていきます。大城くんとコンビになったことで、浩哉くんも本来の自分を表に出せるようになっていくので、お互いにかけがえのない存在なのかなって思いました。そのぶん、1人が欠けてしまうと本領を発揮できなくなっちゃう恐れもあるんですけど……。それは、大城くんが思っていた以上に優しかったから、浩哉くんの心を解きほぐしたところもあるんじゃないのかなって、そんな印象も受けました」

──健太役の前田旺志郎さんはお兄さんとお笑いコンビ「まえだまえだ」として活動もしていましたから、現場のムードメーカーだったんじゃないですか?

「前田さんは〝いい人〟なのが顔に出ていらっしゃいますし、実際にご本人も優しい方なんです。現場でも話しかけてくださって──しかも、ふだんはめっちゃ関西弁なので、私もつられて地元(和歌山)の話し方が出ちゃったりもして(笑)。でも、関西弁も大阪と和歌山ではいろいろと違うんですよ。和歌山の方が話すスピードがゆったりしているんです。『(ほわ〜っとしたニュアンスで)何してんね〜ん』みたいな感じで」

──確かに、よく聞く大阪弁のツッコミとは全然違いますね! 何でなんですかね

「う〜ん、何でだろう……? おじいちゃんとおばあちゃんが多いからじゃないですかね⁉」

──なるほど、一理ありますね(笑)。逆に大阪のしゃべりが速いのはなぜなんでしょう?

「やっぱり、都会だからじゃないですかね〜。東京、名古屋と大阪の三大都市ですし──」

──都会だからせっかち、という部分もあったりしますかね?

「それもあるかもしれないです。でも、和歌山の人もせっかちと言えばせっかちなんですけど、基本的に話す時はゆったりめなんですよ。話が盛り上がるとしゃべるスピードも速くなりますけど、ふつうの会話だとリズムとテンポがわりと一定で」

──同じ関西圏でも一括りにしてはいけない、ということなんですね。

「そうなんです。奈良と京都と兵庫もそれぞれ違いますし。でも、大阪の人のしゃべりはやっぱり一番速いっていうイメージがありますね(笑)」

──ちなみに、前田旺志郎さんに「大阪の人はしゃべるの速いんと違う?」みたいにツッコんだりは……

「しないですよ〜。というか、できないですよ〜(笑)。でも、木戸さんも前田さんも中田さんも私より年上だったんですけど、年齢差を感じさせない雰囲気で接してくださって。たぶん気をつかわせないようにしてくださったんだと思いますけど、それこそ茜ちゃんのようにナチュラルな感じでお話することができた撮影現場でした」

取材・文:平田真人

目次

火曜ACTION!「僕たちの校内放送」

毎週火 深0・25〜0・55
※関東ローカル
※時間変更の可能性あり
※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施予定

フジテレビドラマのヤングクリエイターたちが月替わりで送る「火曜ACTION!」(関東ローカル)。完全オリジナルストーリーとなる今作は、舞台となる春山西高等学校に通う引っ込み思案で目立たない存在の放送部員・今野浩哉(こんのひろや/木戸大聖)が、ひょんなことから仲間となる同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく友情・青春・ラジオが詰まった“校内放送青春群像劇”となっている。

クラスでは“ぼっち”な主人公の相方となる役を前田旺志郎、校内放送のリスナーでとがった性格の謎多き女子高生を中田青渚、ラジオ大好き少女で校内放送のファンとなる学園のマドンナを米倉れいあが演じる。若手キャストたちが、珍しい題材の“校内放送群像劇”で真夏の「火曜ACTION!」を盛り上げる!

よねくら・れいあ
’05・2・8和歌山県出身。水瓶座。B型。

TikTokでの投稿をきっかけにスカウトされ「第43回ホリプロタレントスカウトキャラバン」に参加、合格者で結成されたガールズユニット・821でデビューした。ソロ活動でも「青のSP-学校内警察・嶋田隆平」(2021年、カンテレ・フジテレビ系)で女優デビューすると、「コントが始まる」(2021年、日本テレビ系)に出演。そして「ZIP!」(日本テレビ系)の人気コーナー「星星のベラベラENGLISH」ではヒロインを演じていた。さらに、不動産流通大手ピタットハウスの新イメージキャラクターに決定し、9月から順次、同社のホームページやテレビCMに登場する。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次