「時効警察」で個性的な新キャラに挑む吉岡里帆にインタビュー!


——前作もご覧になっていたとのことですが、今回出演のオファーが来てどのような心境でしたか?
「12年ぶりに皆さんが集結して、どんなふうに物語が展開していくんだろうという楽しみが大きかったです。その中に自分も刑事として出演できることが本当にうれしくて。『時効警察』の面白さを、出演者として参加して、一緒に作っていけるなんて幸せだなと思いました」。

——人気作ゆえのプレッシャーはありましたか?
「もちろんありました……。ずっと愛されている作品なので、できるだけ邪魔にならないようにしないとなと思いましたし、皆さんの空気感を守れるようにと。“慎重に”というのは作風と少し違うのかもしれませんが、台本を読み込んで、自分の役割をしっかり認識して出演しないとなって」。

——出演を受けて、周り方々の反響はいかがでしたか?
「『時効警察』がものすごく人気がある作品なんだなというのは、自分自身も作品を見ている人間の1人として『そうだよな』と分かってはいましたが、違う仕事で会う人たちも『時効警察めちゃくちゃ楽しみにしてる!』とか、『絶対オンタイムで見るね!』とか言ってくださって。その歴史と残してきた世界観の強さを改めて感じましたね」。

——今回演じられている、彩雲真空について教えてください。
「霧山さんと三日月さんが2人で捜査していくというベースは変わらず、彩雲は事件解決のために刑事ならではの情報網を使って、お2人の力になる存在として登場しています。皆さん個性的で面白いキャラクターなんですけど、彩雲はどちらかというと真面目で、とにかく時効捜査に憧れていて。霧山さんが “誰にも言いませんよカード”を渡す瞬間を見ることを切望していて、そのために奔走しています(笑)」。

——彩雲は趣味が無秩序に膨大という設定もありますよね。中でも驚いた趣味は何でしたか?
「彩雲は多趣味でミーハーなところもあって、面白いなと思いました。意外な趣味としてはプロレス好きだったり、ミステリー作家のファンクラブ会員でイベントに参加していたりもするんです」。

——加えて、熱血女子ということですが、役作りで心掛けたことを教えてください。
「熱血ということもあって、動きがアグレッシブだったりします。また、リアクションについて、以前、三木(聡)さんとご一緒した時に、『誰かが面白いことをしたら、それに対してどれだけリアクションをちゃんと取れるかが大事だ』とおっしゃっていたので、大事にしていますね。自分がセリフを言う時ももちろんですけど、『皆さんの面白いシーンに対して一番良いリアクションを取れたらいいな』といつも思っていました」。

——三木監督とは改めてのタッグになりますが、どのような印象ですか?
「やっぱり三木監督は、とことんこだわり抜く方だなと思います。ト書きで見ていると一見全く時間が掛からないように見えるシーンが1番時間が掛かったりして、予測不可能といいますか……。台本を読んでいるだけじゃ三木さんの演出は予想ができないので、すごいなと毎回感動していました。細やかな遊び心が効いていて、背景とか美術もこだわってらっしゃるので、そういったところも見ていただきたいなと思います」。

——やはり三木監督の現場では、台本どおりでアドリブを入れないようにされているんですか?
「一言もアドリブは入れていません、誰1人として入れていないんじゃないかと思います。“てにをは”も厳しいので、かなり忠実にやっています」。

——なるほど。「時効警察」には数々の先輩が出演されていますが、お芝居を間近で見られていかがでしょうか。
「本当にその人にしかできないお芝居だなと思っていて。当て書きなんじゃないかというくらい、出演者の方の個性を脚本家さんが読み取ってセリフを書かれている印象があったので、私が同じセリフを言っても決して同じようにはできないなと思いながら見ていました。そこが『時効警察』の面白さの1要素なのかなと思います」。

——そんな先輩の1人である麻生さん演じる三日月は、彩雲をライバル視している(?)という設定がありますね(笑)。役柄上の絡みで印象に残っていることがあれば教えてください。
「不思議な関係なんですよね……。全然ライバルじゃないんですけど、少し張り合うシーンもあったりして。霧山と彩雲は真面目に時効捜査をしようとしているので、結構話したりするんです。それに対して、三日月さんは『共通の趣味に入ってこないでよ!』という気持ちはあると思います。彩雲的にはただ時効捜査に興味があるだけなのに……(笑)。印象に残っているシーンは、プロレス技を掛け合うシーンです。そこは、女同士の心を開いているがゆえの“バトル”というんですかね……」。

——そのバトルの行方が非常に気になりますね(笑)。一転して、役を離れた際には麻生さんとどのようなやり取りをされていましたか?
「麻生さんは本当に優しくて。先日、麻生さんと最後のシーンがあったんですけど、急にギュッてだきしめてヨシヨシしてくださって……。幸せな気持ちになりましたね。『よくがんばったね』と言っていただいて、うれしかったです」。

——ご自身は現場ではどのような立ち位置でしたか?
「緊張していた私に皆さんがお話をたくさんしてくださって。自分から何かを話すというより、話し掛けてくださったのがうれしくて、『そうなんですね!』とワクワクしながら聞いていました」。

——同じく新レギュラーとして、磯村勇斗さんも参加されていますね。
「磯村さんとは、『やっぱり緊張するよね』と。同い年ですし、『お互いがんばろう、幸運を祈る……』みたいな感じで応援し合っていました(笑)」。

 

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