鈴木愛理がドラマ「Iターン」では“キラキラオーラ”を封印!?

ムロツヨシさん演じる会社員・狛江光雄が、古田新太さん演じる「岩切組」の組長・岩切猛と、田中圭さん演じる「竜崎組」の組長・竜崎剣司に追われるドラマ24「Iターン」(テレビ東京ほか)。このたび、狛江が支店長を務める「宣告社」の阿修羅支店で勤務する女性社員・吉村美月を演じている鈴木愛理さんにお話を伺いました。茶目っ気たっぷりにお答えいただいたところもあれば、女優・鈴木愛理として“演じる”ことに対する思いを聞かせていただきました。

——まずは、ドラマ24「Iターン」にご出演が決まった時の印象から教えてください。

「最近、歌を歌う役はやらせていただいたのですが、お芝居の仕事をすることが久しぶりだったので、『私でいいのでしょうか。なんで私なんだ!?』と、驚きの方が大きかったです。多少の不安もあったのですが、うれしいお話ですので、分からない事ばかりだけど思い切って飛び込もうと思いました」。

——久々に演じられるということで、お芝居の感覚はすぐに取り戻せましたか?

「今までの役柄が、学園のマドンナとか、お嬢様とか、“アイドル・鈴木愛理”として演じることが多かったんですね。新しい新境地、というよりは、今まで活動してきたままで演じていたので、今回は苦戦しました。葛藤も多かったです」。

——演じられている吉村美月は、かなりマイペースで仕事にも興味がない女性ですが、ご自身と似ている部分ってありますか?

「吉村美月には『サブカル女子』という裏設定があるんです。本編を見ていると分かりづらいかもしれないのですが、いろんなことにズボラなところとか、1つのことに熱中するところとかを自分の中でリンクさせながら演じていました」。

——ちなみに、鈴木さんが1つのことに熱中するというのは具体的には……?

「私は中学生の時から台湾式の足つぼマッサージが好きなんです(笑)。あとは、コーヒーはカフェラテって決めたらカフェラテばかり飲み続けるし、ジムも行くって決めたら忙しくてもポンポン行くし……。好きになったら長いんですけど、好きにならないととことん好きにならないんですよね。そういうところは似ているかな」。

——かなり鈴木さん自身も、美月に共感できる部分があったんですね! 美月はマイペースがゆえに狛江を困らせることもあるようですが……。

「私もすごくマイペースです(笑)。何かと周りを困らせています! 血液型がB型なので、その性格がもう全開に出ています。ただ、美月ちゃんはマイペースというよりは、過去に何かがあって自信とかやる気を無くしてきたタイプなので、そこが違うかな。話を重ねるごとに成長していきます。あとは、私はいつもはアーティストとして自分を出す仕事をしているのですが、監督から『今回はできるだけ自分を封印してほしい』と言われて。『毎晩ステージで出しているキラキラオーラを封印する練習をして寝てください』って(笑)。なので、封印してから寝ていました。メークも、最初はするはずだったんですけど、序盤はほぼさせてもらえなくて(笑)。ほとんどすっぴんで演じていました。『可愛くさせないで! 冷房当てないで!』って言われたんです!(笑)。でも、そのあたりも含めて『Iターン』なんだなと。共演した方々が人間味のあるお芝居をされる方ばかりだったので、勉強になることが多かったです」。

 

 

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