「(木下は)関節が人の2倍あります」(萩原)
──続いて、最年少の八重樫さんについて教えてください。
青木「声が綺麗」
山口「みんな声真似をするんですよ」
秋田「取材とかだとめっちゃ小声で『八重樫美伊咲です……』って控えめなんですけど、メンバーといる時はいつも笑っていてすごく明るいんですよ。もっとそのままでお仕事やファンの方たちの前にいたらいいのになってずっと思っていて」
山口「ザ・妹キャラっていう感じやね」
長谷川「うん。人懐っこくて、接しやすくて、美伊咲ちゃんからすごく話しかけてくれたり、くっ付いてくれたりするので、すごくうれしい。かわいがり甲斐があります(笑)」
青木「雰囲気とか見た目とかだけでいったら実年齢の13歳に見えないことが多いから、メンバーと一緒にいる時の年相応の姿を見せていけたら、もっとファンの方は好きになっちゃうだろうなって思います」
岩本「見た感じだけだと、16歳の私より年上に見える(笑)」
須永「カメラの前だと、たぶん(八重樫と同い年の)ベイビーが最年少に見られがちだと思うんですけど……」
岩本「結構、美伊咲もね」
青木「ちゃんと一番年下っぽい」
山口「『美伊咲も美伊咲も』って言っているのがかわいい」
八重樫「言ってる?」
秋田「すごい言っているよ(笑)」
長谷川「普段裏でメンバーと話している時の人懐っこさや、かまってかまってみたいなかわいさは、たしかに番組とかではまだ出せてないもんね」
八重樫「カメラの前だと恥ずかしくなっちゃって……普段の自分を出せなくて」
秋田「もうほんまに中学生らしくてかわいいのにね」
今井「メンバーといる時はあんなに甘え上手なのに(笑)」
岩本「一人でいるところを見たことがないもん。必ず誰かと一緒にいる」
今井「たしかに。腕組に行くよね」
岩本「そう!」
八重樫&秋田「(腕を組む)」
秋田「たしかによくやってる」
八重樫「なんか安心するから。メンバーと一緒にいるって感じがして、うれしい気持ちになる」
秋田「こういうかわいいところがもっと出せていけたらいいのにって思う」
長谷川「周りが引き出すのも大事かなと思うので、振れるところはいっぱい振って、チームワークで美伊咲ちゃんの魅力を伝えていけたらいいなって思います」
──握手会とかでファンの方に対しても甘えられない?
八重樫「はい……(笑)。やっぱり恥ずかしくなっちゃいます」
青木「でも、ずっとニコニコというか、朗らかな感じでいるよね」
八重樫「うん。徐々に普段の自分を出せていけたらいいなって思います」
──次は、萩原さんについて、どんな人なのかを話していきましょう。
山口「楽屋から奇声が聞こえてきます」
岩本「うん。よく叫んでいます」
秋田「雲組で一番騒がしいかもしれない」
今井「大声で歌っているしね」
秋田「だから全然、イメージとは違うかも」
持永「心花も美伊咲と同じでカメラの前とかだと控えめになるけど、実際は一番うるさくて」
長谷川「普段はテンションがすごく高くなるし、それこそかまってちゃんなところもあって、急にくっ付いてきたり、耳元でいきなり『はー!』とかよく分からない声を発してきたり(笑)、そういう明るくて面白い一面があるんですけど、カメラの前では出てないですねぇ。でも、ファンクラブのコンテンツとかでは徐々にそういうところが出てきている気がします」
──じゃあ、カメラの前で岩本さんを横に付ければ、普段の萩原さんが見られるってことですかね(笑)。
全員「たしかに!」
山口「聞いてください! この前見ちゃったんです。初めてのワンマンライブ(’23年12月19日開催)の日に楽屋裏で、また二人(岩本、萩原)の言い合いが始まりそうになっていたんですけど、舞台裏を撮影していたカメラが二人のところに来た瞬間に、スンって何もなかったような顔をしていて」
全員「あははははは」
岩本「そんなこと、あったかもしれない(笑)」
山口「カメラが違う方向を向いたらまた言い合いを初めて、カメラがまた来たらスンってなっていて」
萩原「芸みたいなことしているじゃん(笑)」
山口「あれ、面白かった」
──普段の自分をカメラの前ではなかなか出せませんか?
萩原「美伊咲と一緒で、カメラの前だとそうですねぇ。普段の自分を出せないっていうか、なんだろう、硬くなっちゃいます。だからといって、普段、そんなみんなが言っているほど、楽屋で奇声は発してないです!」
全員「いやいやいや」
今井「発してるよ〜」
──どんな感じの奇声なんですか?
全員「(高めの声で)うひゃ~〜」
萩原「そんなこと言ってる!?」
全員「言ってる言ってる!」
須永「無意識なの⁉︎」
岩本「人の名前呼ぶ時も声が大きい」
山口「あとは歌っていることが多いかもしれない」
秋田「僕青のメンバーはみんな明るくて、楽屋で誰かしら歌っていることが多いんですけど、その中でも特に歌っている」
山口「うん。しかも結構大音量で」
萩原「どんな楽屋なの、ホントに(笑)」
──このままだと楽屋で奇声を発している人になっちゃいます(笑)。
青木「自分でメイクして仕事現場に入らなきゃいけない時、どんなに朝が早くても完璧にメイクをしてくるんです!」
萩原「私は朝が得意なんです」
岩本「あとは……食事制限ができる!」
秋田「“ちいかわ”がめっちゃ好き!」
青木「心花ちゃんの笑った顔が好きです。かわいいよね」
岩本「うん。目がなくなってね。ほっこりする」
萩原「ありがとう(照笑)」
──それでは、最後の一人、木下さんにいきましょう。
萩原「これは言っておこう。関節が人の2倍あります(笑)」
木下「やめてください!」
──「関節が人の2倍」とはどういうこと?
萩原「振りであるポーズがあったとして、みんなよりそのポーズが一癖あるというか。人より関節が多くないとできないようなポーズをしているというか」
木下「ダンス、苦手なんです〜」
長谷川「さっきもみんな言っていたけど、最初の頃に比べてすごく成長してるし、成長しようっていう気持ちも見えるし、美伊咲ちゃんと同級生で藍ちゃんも最年少だけど、すごくがんばっていて、感動します!」
秋田「メンバーの中でいじられキャラではあるけど、なんて言ったらいいんやろ、本音が分からないというか。自分が本当に思っていることを言わないようにしているというか、そんな風に感じる時がある」
岩本「意外と周りに気を使っているよね」
秋田「そうそう」
須永「一番分かりやすそうに見えて、一番本心が分からない子です」
今井「でも、悩んでいたり嫌だったりする時の顔は分かる」
山口「笑えなくなっているからね」
今井「そうそう(笑)」
秋田「だから、自分の中ではいろいろ考えているんやろうなって思います」
長谷川「私、藍ちゃんと帰りの電車で一緒になったりすることが結構あって、そこで二人きりになると、本音で話をしてくれている気がする。普段は14歳らしく元気にはしゃいでいるけど、すごくいろいろ考えているところもあるし、落ち込んだりもしていて『どうしたらいいんだろう』みたいなことも話していたし」
木下「うん。私も、いろいろ思いはあるけど、それをあんまり出したら、その場の雰囲気が悪くなっちゃうかなと思って、言わないようにしているところはあって。でも、顔にはたしかに出ちゃいます(笑)」
須永「本音はいろいろあるにしても、みんなにいじられるベイビーの存在って僕青にとって結構大きいと思う。たぶんベイビーがいなかったら、このグループの雰囲気は全然違っていた気がする」
今井「分かる。ホントにそう。年齢関係なく、みんなが仲良しなのは、ベイビーが架け橋になっているというか、いい空気を作ってくれているからだと思う」
山口「うん。グループが明るいのはこの子のおかげって言ってもいいくらい」
萩原「最初から明るかったもんね」
青木「オーディションの時からすごかった(笑)」
岩本「合格が決まって、みんなで待機している時、立ってずっと話していたよね」
須永「そうそう。控え室でベイビーが『みんな端から自己紹介していこー!』とかって言い出して」
全員「あはははは」
岩本「『一緒に写真、撮ろー!』とかも言っていたよね」
萩原「なんかさ、『20歳以上の人は誰〜』とか」
岩本「言ってた(笑)」
木下「あれ、私からしたら、みんなで同じ部屋に一緒にいるのに話さないのなんでって感じでした」
今井「え(笑)?」
萩原「緊張してなかった?」
木下「うーん。みんなのこと、知っておいたほうがいいかなって思って、特に意識もせず普通に聞いちゃった。私、みんなに言われるまで、自分がうるさい(?)っていうことを自分で知らなかった(苦笑)」
全員「あははははは」
──ここまで雲組11人それぞれのことについて語ってもらいましたが、この個性的な11人でどんな思いを持って、どんな活動をしていきたいのか、最後にあらためてお聞きして、この座談会を終わりたいと思います。
長谷川「スタッフさんに『初めての雲組単独ライブ(※1月17日に東京・KeyStudioで開催)が成功したら、2回目の単独ライブもできるかもしれない。それはみんな次第だよ』って言われているので、まずは初めての雲組単独ライブをしっかりやり遂げて、次につなげていきたいなって思います(※すでに2月16日に2回目の雲組単独ライブが東京・KeyStudioで開催されている)」
山口「雲組単独ライブでは23人でやっていた曲を11人でパフォーマンスするんですけど、23人でするパフォーマンスとは違う雲組11人にしか出せない個性を見せていきたいです」
須永「うん。23人のパフォーマンスを見て、雲組の単独ライブに来てくださる方が多いと思うので、23人と同じくらいというか、それ以上の迫力を出して、ライブに来てくださる方たちに楽しんでいただきたいです」
持永「青空組と雲組に分かれて人数が少なくなった分、自分を出しやすくなって、これから各自の意見や発言がどんどん増えてくると思うんですけど、お互いを認め合いながら、一人ひとりがスキルアップしながら、一致団結していきたいです」
萩原「そうだね。心を一つにしてがんばりましょう!」
全員「はい!(と拍手)」
取材・文/小畠良一
⚫️PROFILE
青木宙帆 aoki yuho ’03・6・13沖縄県出身。双子座。A型。
秋田莉杏 akita rian ’07・7・9兵庫県出身。蟹座。B型。
今井優希 imai yuki ’05・8・28愛知県出身。乙女座。AB型。
岩本理瑚 iwamoto riko ’07・11・25東京都出身。射手座。A型。
木下藍 kinoshita ai ’09・8・19東京都出身。獅子座。O型。
須永心海 sunaga miuna ’05・4・11埼玉県出身。牡羊座。A型。
萩原心花 hagiwara kokoka ’06・6・30静岡県出身。蟹座。A型。
長谷川稀未 hasegawa hitomi ’03・3・24埼玉県出身。牡羊座。A型。
持永真奈 mochinaga mana ’04・1・25東京都出身。水瓶座。A型。
八重樫美伊咲 yaegashi miisa ’10・3・5宮城県出身。魚座。血液型不明。
山口結杏 yamaguchi yuan ’04・10・14兵庫県出身。天秤座。B型。
購入者特典
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