【インタビュー】米倉れいあがドラマ「僕たちの校内放送」ヒロイン役を熱演中!特別連載Part4「こういう青春も味わってみたかったな、という思いはあります」

時に実験的、もしくはトガった番組を放送することで知られるフジテレビ深夜の「火曜ACTION!」枠。この8月は、「高校の校内放送をラジオに」というモチーフの連続ドラマ「僕たちの校内放送」を全4回で放送(関東ローカル)。そのヒロイン・夏川茜役に配された米倉れいあにインタビューを敢行! 全4回でお送りしてきたこの短期連載も、いよいよ最終回。ということで、フリートーク調で近況をはじめ青春について思うこと、そしてこの夏に実現させたいことと「僕たちの校内放送」ラストへ向けてのポイントまで、全部乗せで行きますよ〜ッ!

──「僕たちの校内放送」では高校生役を瑞々しく演じていますが、実生活では高校を卒業して半年近くが過ぎようとしています。最近の米倉さんはどんな感じなんでしょう?

「楽しいです。正直なことを言うと、高校に通っていた時よりもエンジョイしているかもしれない……(笑)。お仕事と私生活をうまく両立できているので、心に余裕が持てるようになりました。高校時代は学校で起こることもいちいち気にかけてしまっていたんですけど、それががない分、少し楽です。あと1人暮らしも始めたので、より自由な生活になったのも楽しめてる理由なのかもしれません」

──そうか、もう18歳だから成人ですもんね。1人暮らしは寂しさより楽しさがまさっている感じですか?

「はい、自由を満喫していて……ハッピーな毎日を過ごすことができています(笑)。心は晴れやかです」

──まだ10代ではありますけど、大人になったなぁという自覚もあります?

「はい、自分で言うのも変ですけど……だいぶ大人になったなと感じています。高校生の時から早く大人になりたいな、自立した生活をしたいなと思っていたので、高校を無事に卒業できてよかった、って──」

──1年前の「B.L.T.9月号」に出てもらった時、進路に迷っているという様子も垣間見えたので、米倉さんが選択した“今”に充実感を覚えていることに、勝手ながら安心しました。

「ありがとうございます。今は自分が進もうとしている方向が分かりやすくなったので、環境的にも気持ちの面でもだいぶ落ち着いたのかな〜、と感じています」

──過ぎてしまえば、迷いや惑いも良い思い出へと美化されていったりもしますが、どうなんでしょう

「う〜ん……私の場合はまだそこまで昇華できていないですね(笑)。まだ高校を卒業して4カ月くらいしか経っていないので、学校生活がそこそこ生々しく残っていて。や……楽しかったんですけど、また高校生に戻りたいかって聞かれたら、『遠慮しときます』って言うと思います」

──そうなんですか 後ろ髪ひかれるような思いもない、と?

「はい、ドライに思われるかもしれないんですけど、全くないんですよね。今の方が楽しいですし」

──いまだに思春期に忘れ物をしてきたように感じている身からすると、そう言い切れるのはすごいことだなと思うんですよ。

「戻りたいなという気持ちはないんですけど(笑)、『僕たちの校内放送』の撮影を経験して、こういう青春も味わってみたかったな、とは思いました。でも、自分としては過去よりも未来に目を向けていきたいです」

──素敵な考え方だと思います。10代も残り2年間ですけど、どんな風に充実させようと考えているんでしょうか?

「それこそ、高校生の時にできなかった10代らしいことをやりたいですね。友達と遊びに行くにしても、学校とお仕事の兼ね合いでうまくタイミングが合わなかったりしたので、なかなか予定を立てられなかったんですよ。でも今は、大学に通っている友達もスケジュールの調整ができるようになって、やっと『いついつにディズニー行こうよ』みたいな話をするようになりました。一応、高校の時に〝制服ディズニー〟もしたんですけど(笑)、落ち着いてきた今はいたって普通にディズニーを楽しみたいなっていう気分なんです」

──ディズニーは何歳になっても〝夢の国〟なんですねぇ。“耳(=カチューシャ)”は着けなきゃダメっていう感じですかね

「むしろ、ディズニーに入ったら“耳”を着けない方が違和感ありますよ〜(笑)。ディズニーに関しては何歳になっても行って楽しめる自信がありますし、世界観に入り込んで満喫するために“耳”は不可欠なアイテムなんじゃないかな〜って、私は思っています。ディズニーは年齢とか、そういうものを超越するんですよッ」

──なるほど、何だか妙な説得力を覚えました(笑)。つまり、ディズニーは誰もが青春時代に戻れる場所だということですね。

「そう……かもしれないですね。あと、大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に泊まりで行くため、貯金もしていて」

──そういえば、関東圏では「USJ」ですけど、大阪というか関西圏の人は「ユニバ」って呼びません?

「あぁ〜、言われてみれば……。全然気にしたことなかったです」

──ちなみにマクドナルドは……

「マクド、ですね(笑)。今はマックって言う方が多いかもですけど……」

──そういった、何気ないしゃべりに地元の言葉が出たりしません?

「今でも和歌山弁で話そうと思えば出せるんですけど、敬語をつかうと標準語になっちゃうんですよ。でも、大城健太役の前田旺志郎さんは普段から敬語でも関西弁で話していらっしゃって。『めっちゃ、関西弁ですよね?』って言ったら、『何か敬語の方が関西弁になっちゃうんだよね』って。あんまり旺志郎さんのようなパターンの人に今まで会わなかったので、それが新鮮で面白かったです(笑)」

──確かに、かしこまった関西弁を聞く機会の方が少ない気がしますね。……と、今回はそれこそ(木戸大聖演じる今野)浩哉と健太のフリートーク風に話を進めてまいりましたが、最後に米倉さんがこの夏にしたいこと、そして今夜最終回の『僕たちの校内放送』のアピールをしてもらって、この短期連載を締めましょう。

「まず……夏にしたいことはプールや海に行きたいです。昨年もプールに行ったんですけど、めちゃめちゃ雨だったので──(笑)。でも空いていて、大きなウォータースライダーにも並べずに乗れたので、それはそれで楽しい思い出として残っていて。とはいえ、今年は晴れている日に遊びに行きたいですね。そして、『僕たちの校内放送』最終回は、いよいよ浩哉くんと健太くんが2人で放送する校内ラジオが最後になってしまうんですけど……茜ちゃんも(中田青渚演じる藤原)瑞樹ちゃんもガッツリとストーリーに絡んでくるので、最後まで4人の高校生ならではの青春を見届けてほしいなって思います」

取材・文:平田真人

目次

火曜ACTION!「僕たちの校内放送」

毎週火 深0・25〜0・55
※関東ローカル
※時間変更の可能性あり
※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施予定

フジテレビドラマのヤングクリエイターたちが月替わりで送る「火曜ACTION!」(関東ローカル)。完全オリジナルストーリーとなる今作は、舞台となる春山西高等学校に通う引っ込み思案で目立たない存在の放送部員・今野浩哉(こんのひろや/木戸大聖)が、ひょんなことから仲間となる同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく友情・青春・ラジオが詰まった“校内放送青春群像劇”となっている。

クラスでは“ぼっち”な主人公の相方となる役を前田旺志郎、校内放送のリスナーでとがった性格の謎多き女子高生を中田青渚、ラジオ大好き少女で校内放送のファンとなる学園のマドンナを米倉れいあが演じる。若手キャストたちが、珍しい題材の“校内放送群像劇”で真夏の「火曜ACTION!」を盛り上げる!

よねくら・れいあ
’05・2・8和歌山県出身。水瓶座。B型。

TikTokでの投稿をきっかけにスカウトされ「第43回ホリプロタレントスカウトキャラバン」に参加、合格者で結成されたガールズユニット・821でデビューした。ソロ活動でも「青のSP-学校内警察・嶋田隆平」(2021年、カンテレ・フジテレビ系)で女優デビューすると、「コントが始まる」(2021年、日本テレビ系)に出演。そして「ZIP!」(日本テレビ系)の人気コーナー「星星のベラベラENGLISH」ではヒロインを演じていた。さらに、不動産流通大手ピタットハウスの新イメージキャラクターに決定し、9月から順次、同社のホームページやテレビCMに登場する。

さらに……

8/25(金)放送の「全力! 脱力タイムズ」(後11・00〜11・40 フジテレビ系)にゲスト出演決定!

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