【PLAYBACK 特別編】 敏腕ライターが振り返る! B.L.T.「2002年 お正月超福袋号」

「B.L.T.」のこれまでの歩みを表紙とともに振り返る連載「PLAYBACK 1997-20XX」の特別編。今回はライターとして、数多くの女優・アイドルを取材してきた田井庸介氏が、思い出深い誌面を振り返ります。

ライターとして初めて深く関わったB.L.T.の特大号が、2001年の暮れに発売された「2002年 お正月超福袋号」だった。今よりずっとテレビ誌色の濃かったB.L.T.にとって、お正月号は1年の総決算的お祭り号。ページも増えれば、企画も衣装も、タレントまでゼータク感が増し、普段テレビ誌など買わない人も手に取る号だから、編集部も創意工夫で死力を尽くして制作に取り組んでいた風景が蘇る。

表紙は優香。当時、グラビアシーンでは酒井若菜に、MEGUMIなどのイエローキャブ軍団、アイドルシーンではモーニング娘。率いるハロプロ軍団、女優シーンでは’’82年生まれ組の深田恭子や加藤あい……と、’00年前後に躍り出た次世代スターたちが各分野を席巻しつつあった時代。中でも優香は、グラビアからバラエティー、女優まで、ジャンルを超えた活躍が、旬なタレントの中にあって一歩抜きん出ていた。表紙の人選を見ると、お正月号の優香の前号が松浦亜弥、その前が加藤あい、と象徴的ラインナップが綺羅星のごとく、だった。

ページをめくってみると、巨匠・篠山紀信氏による優香の巻頭グラビアで幕を開ける。インタビュアーが僕の名前になっていて驚いたが(汗)、僕にとっても初陣くらいの表紙&巻頭取材だろう。篠山紀信スタジオで、ガチガチに緊張しながら話を聞いたのだと思う。グラビア出身の優香といえば、メディアではシズル感満載のチアフルなイメージが先行していたけれど、実際の優香はおっとりマイペースで、戸惑うほどおとなしかったのを憶えている。

 

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