鈴木愛理がドラマ「Iターン」では“キラキラオーラ”を封印!?

——特に、主演のムロさんが人間臭さのある演技をされていますよね。

「そうなんです! ムロツヨシさんが本当に好きで、Instagramも勝手にフォローしていたくらいなんです(笑)。共演が決まる前にも『大恋愛〜僕を忘れる君と』 (TBS系)についてラジオで語りまくっていたことがあるくらいで。実際に現場でお会いして、全身全霊でお芝居をされる方で、『全力でぶつかってきていいからね』と言ってくださったんです。ムロさんに現場で言葉で支えてもらうこともあって、すごく貴重な経験をさせてもらったなという感じです」。

——休憩時間にはどのようなお話をされましたか?

「今回、撮影のスケジュールがタイトだったのであまりゆっくりする時間はなかったのですが、その中でも同じ阿修羅支店として仲良くなろうとしてくださったり、『ランチだけでも外の空気吸いに行こう』って渡辺(大知)さんと3人でラーメンに連れていってくれたりしてくれました」。

——撮影もハードだったんですね……。

「私は普段のドラマのスケジュール感が分からなかったので、これが普通なのかな、くらい(笑)。『ドラマの世界って大変だな~、忙しいな~』なんて思いながらやっていました。主演のムロさんは毎日撮影だったので、できるだけその姿からも何か吸収できるものがあればいいなと思いながら、陰で『お疲れ様ですパワー』を送っていました!」。

——そんな鈴木さんに、現場の皆さんは癒やされていたのではないでしょうか。

「いや、今回はワンちゃんがいるので! 「岩切組」で飼っているチワワの正造さんという、勝てないアイドルがいるんです。超かわいかったです! 私もワンちゃんを飼っていたこともあるのですが、私自身全然ワンちゃんがなついてくれないタイプで……。でもここ最近、なつくようになって。そしたら正造さんとも良い感じに戯れることができたので、良かったです」。

 

 

——それでは、吉村美月という女性に鈴木さんらしさをどのように注いでいきましたか?

「美月は、原作の設定では『愛嬌だけで生きている女の子』だったのですが、ドラマでは設定が若干変わってサブカル女子になったんです。ドラマの中では、サブカル女子がいろんな刺激を受けてちょっとずつキラキラしていく、みたいな感じで。なので、ドラマ終盤で、若干自分の感覚を注ぐ、くらいで、ほぼ自分を入れずに演じていました。でも、1話に着ぐるみを着ながら、ヘビーメタルで頭を振って踊る場面があって。見返すと、自分では結構頭を振っていると思っていたのですが、もっとやれたな、と。すでに自分でダメ出しの嵐です(笑)」。

——「ドラマ24」という枠も、サブカルチャーが好きな方が気になるドラマを多く放送していますよね。

「私もドラマっ子で、録画しながらちゃんと見ているタイプだったので、ドラマ24も見ていました。確かにテーマに特化したものが多いなという印象が強いですね。その中に飛び込むとなると自分もいろいろと考えて固めて演じられるというのはありがたいなと。その中で、サブカル女子というテーマをもらって演じられるというのはありがたいなと思いながら、同時に難しいなと思いながら演じさせてもらいました」。

——渡辺さんとは、アーティストという点で共通点もありますよね。劇中ではヘビーメタル風に頭を振るシーンもありましたが、音楽の話で盛り上がったりしましたか?

「渡辺さんとは一緒にいる時間が1番長かったので、もちろん音楽の話もしました。ただ、私が現場で感じた悩みの相談は渡辺さんにしていました。もちろんたくさん笑ったこともあるのですが、悩みを聞いてもらった時間が1番長かったと思います。相談した時も親身になって答えてくださって。『僕もそういうことあった~』ってちゃんと聞いてくださいました。助けられていましたね」。

——今回ドラマでは、人情に厚い岩切猛率いる「岩切組」と、冷酷な竜崎剣司率いる「竜崎組」が登場しますが、鈴木さんが魅力を感じるのはどちらですか?

「そうですね……(笑)。現場では、竜崎組との絡みは本編中に1度も無かったので、田中圭さんとはお会いしていないんです。ただ、竜崎組と岩切組の組員の方々と、どちらとも一気に会うシーンがあって。インテリジェンスな感じと、人情味あふれる感じがこんなにも極道で違うのかと思いました。私は……そこに飼われる犬が良いです! 1番なんですよ、犬が。極道の中で1番かわいかったです。すごく幸せそうな高級ドッグフードとか、おいしいささみとか食べたいな。正造さんがビーフジャーキーみたいなやつを丁寧にもらっているシーンがあって。あの扱いは良いなって(笑)。極道の方が、小さいかわいらしい生き物に丁寧にエサをあげているシーンがものすごく好きでした。萌えます!」。

 

 

——最後に、ファンの方へ見どころをお願いします。

「ドラマ24『Iターン』は、いろいろと笑いもある中で、心を動かされるようなストーリーになっているのではないかなと思います。話が進んでいくうちに、くすっと笑いながらも明日もがんばろうって思ってもらえるような時間になるといいな、と思いながら演じたので、日々お疲れの方もテレビを見て元気を出してほしいなって思います!」。

 

 

毎週金
ドラマ24「Iターン」
深0・12~0・52 テレビ東京ほか
※一部地域で放送日時が異なります。

 

 

photo=尾崎篤志

 

 

(C)東京ニュース通信社

 

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