——ユメミは二面性のある個性的なキャラクターですが、今後演じてみたい役はありますか?
「今までいただいた役が、結構キャラが立っている役が多いんです。なので、逆に普通の子に挑戦してみたい気持ちはあります。そういう子の方が難しそうだし、できるか分からないんですけど……。乃木坂だと桜井玲香ちゃんがそういう役が上手で、玲香ちゃんの個人PVを見ていても、『いいな、すてきだな』って思います。あと、“王道の学園のヒロイン”みたいな役にも憧れます!」。
——ギャンブルで勝つためには運も必要だと思うのですが、松村さんは運が強い方ですか?
「仕事の運は強いのかなって思います。今回ユメミちゃんの役をいただけたのも、以前『あさひなぐ』があったからだし、その『あさひなぐ』で演じた紺野さくらちゃんも、たまたま私っぽかったからということでその役をいただけて。『あさひなぐ』は自分と似ている役を演じた子が多くて、主人公の東島旭ちゃんも西野七瀬ちゃんっぽい部分があるし、さくらちゃんは乃木坂で考えると確かに私っぽいなって思ったんです。そういうのも含めて、運が良かったのかなと思います」。
——乃木坂46のメンバーと1対1で戦わなければいけないとしたら、「この子なら勝てる!」というメンバーはいますか?
「えー! 誰だろう!? 逆だったら完全にあの子なんですけど……」。
——「この子には絶対負ける!」というメンバーですか?
「戦ったら絶対負けるなって子がいて、それは高山一実ちゃんです。運が良くて、強いカードを引き寄せる力があるんです。あと頭も良いので、もし賭け事をしたら計算して勝てそうだなって思います。私が勝てそうなのは、うーん……桜井玲香ちゃんかな(笑)。実力はすごくあるし、私は玲香ちゃんのことを天才だと思ってるんですけど、なんとなく運がないような気がするんです(笑)。じゃんけんとかも弱そうだし、大事なところでミスしてるイメージもあるから『そこでなんでこのミスするんだ!?』みたいなミスをしてくれそう! うん、玲香ちゃんには勝てそうです(笑)。あと、相手がこうやってきたからこうしよう、とか計算できない気がします。『弱いカード来ちゃった! どうしようどうしよう!!』って慌ててそう(笑)」。
「私のところに会いに来てくれるファンの皆さんは、心の底からいい人たちばかり」
——表と裏の顔を持つユメミは、アイドルを応援するファンにとっては刺激的な毒のある言葉を言ったり、衝撃的な行動に出たりするシーンがあります。松村さんは、ご自身のファンはどのようなタイプの方が多いと感じていますか?
「めっちゃ優しくて、甘やかしてくれる方が多いと思います。なんというか、私はユメミちゃんと真逆でありのままで生きているので、『良いところしか見せない!』っていうタイプのアイドルじゃないんですけど、そんなところも受け入れてくださっているなって感じます。私のところに会いに来てくれるファンの皆さんは、心の底からいい人たちばかりだなって。それはすごく思っています」
——ドラマでは、ユメミのファンで埋め尽くされた会場で夢子とのバトルが展開されます。乃木坂46では生田絵梨花さんや衛藤美彩さんがソロコンサートを開催された経験がありますが、もし松村さんに今後そのような機会が訪れたとしたら、ご自身のファンの皆さんに伝えたいことはありますか?
「結構、自分ではアイドルっぽくないというか……。元気を与えることができているのか不安になるんですけど、それでも好きだって言ってくれる人、応援してくれている人もいるので、『こんな私ですみません』と言いつつ……。もうちょっと上手に生きられたらいいんですけどね(笑)。でもやっぱり、真っすぐに応援してくれているファンの方がいることは本当にありがたいなと思っているので、不器用なんですけど、その気持ちが伝わればいいなと思います」。