——「僕キミ」のお話を受けた際の、率直な感想をお聞かせください。
「原作が大人気の漫画で、私自身も持っている作品だったので、これをやるんだ、しっかりやらないとな、と思いました。私自身連続ドラマでヒロインをやらせていただくのが初めてなので、目標としていたこと、1つの夢が叶ったんだなと実感しています。テレビの影響力ってすごく大きいと思っているので、大事な1歩を踏み出したいです!」。
——今回演じる種田繭はどのようなキャラクターですか?
「繭ちゃんは、二十歳まで生きられるか分からない主人公・垣野内逞(野村周平)のことが大好きな女の子です。でもただ好きなだけじゃなくて、逞が二十歳まで生きられないっていう事実を知ってからも2人で一緒に生きる未来を信じ続ける。弱いんだけど、強くいなきゃって。強がっている女の子だとも思っています」。
——桜井さんご自身の性格は繭と比べてどうでしょう、似ているところはありますか?
「逞との“売り言葉に買い言葉”みたいなやりとりって、私も昔やっていたなって(笑)。それから、繭ちゃんは泳ぎは苦手ですが、基本的にスポーツ万能な女の子、私もバスケットボールが得意なのでそこも似ているかなと思います。バスケのシーンを撮っている時は思いっきりやりすぎて、『素になりすぎ!』ってみんなに注意されちゃいました(笑)」。
——結構共通点が多いですね! そんなバスケットボールのシーンはいかがでしたか?
「本当に楽しかったです! 周りのみんなからも上手いって言われて。結構調子に乗っちゃいました(笑)」。
——「この人は現実にいてほしい!」と思うキャラクターは?
「昂サマ(宮沢氷魚)!! 本当にキャラが強烈すぎて、クランクイン初日にはみんなで“昂サマ選手権”をやっていました(笑)」。
——“昂サマ選手権”とは何ですか?
「昂サマが、俺様な感じで挨拶するシーンをみんなで真似していて。律役の佐藤寛太さんが「俺だったらこうする」って投げキッスをしたり、野村さんはファンの女の子からの歓声を「まぁまぁ落ち着いて」みたいに止めていたり。その中から実際に採用になった案もあって(笑)。すごく盛り上がっていました!」。
——野村さんとの共演についてもお聞かせください。
「野村さんとは今回が初めての共演になるんですけど、本当に飾らない方です。私は緊張しいだし、人見知りだったりもするのですが、全く壁を作らないで接してくださって。幼なじみという役柄も、これは最初から距離感近く、グッといけるんじゃないかって思いました。カメラが回っていない時もたくさん話しかけてくださるので、笑いの絶えない、今回の現場のチーム感を作り上げてくださっています」。