――顔合わせ&本読みの前に単なる自己紹介ではなく、「中学生or高校生のときの部活/嫌いな食べ物/趣味の3つのお題のうち1つだけ嘘をついて自己紹介をしてください」というのは、かなり斬新でした。
北野:出会ったばかりの人たちの中で嘘をついて自己紹介をするって、すごいですよね!
――「嘘を交えた自己紹介」でも演技力が問われますし、自己紹介後に行われた「はぁって言うゲーム」もいきなり演技力が問われるレクリエーションだったと思います。
佐倉:「はぁって言うゲーム」はプロの方たちとしたことはなかったので、みなさんお芝居が分かりやすかったですし、本格的なゲームなんだなというのを実感しました! なかでも北野さんの「好き」のお題が「グッとくる好き」だったんですけど、本当にグッときました……。
北野:え~本当ですか!?
佐倉:本当です!
一同:笑

大西:こういうゲームって、そもそも仲良くなってから「空き時間でやろう!」とか「打ち上げでやろう!」というものだと思うんですけど、全員が集合して1時間も経っていないところでやるっていうのはビックリしました。みんな最初は「え~なにこれ~!」みたいな雰囲気でしたけど、いざお題に沿って演じるとなった瞬間、表情や声のトーンが一気に変わって……。みんなお芝居してる! と実感しました。
――実際に本読みを行ったことで、みなさんがそれぞれ演じるキャラクターの人物像もかなり見えてきたかと思います。演出家の木村好克さんからもディレクションがありましたが、演じられてみていかがでしたか?
三戸:三鷹先生は台本にも「厳しめの先生」と設定が書いてあって、こういう厳しいタイプの役柄は本来の自分とはまったく違うので、研究がすごく必要だなと。制圧するような声を出す、というのをもっと勉強しないとなと思っています。三鷹先生は相対する人によって、少し雰囲気が変わるので、そちらもがんばって表現しようと思います! 客観的に自分の声を聞いて研究します。

佐倉:自分が演じるみちるという役以外に、実はほかの役も演じる場面がありまして……。まったくタイプの違う人物が出てきたりするので、そこはみちるを演じるよりも何倍も役の研究が必要だと思ったのと、みちるは食いしん坊なので、「この後何食べようかな~」と考えながら、お芝居しようと思います!

大西:香の物語は、「ガルシブ」がスタートするきっかけになると思うので、笑いもありつつ、香自身はその軸を守っていけたらと思います。読み合わせに向けて、自分でこう演じてみようと思った部分もありつつ、木村さんから香に対してのリクエストを聞くことができました。そのリクエストがわりと普段の自分とあまり変わらない、近い雰囲気のお芝居のリクエストだったので、香という人物を自然に演じられるのかなと思っています。あとは香以外にもナレーションというポジションで話すことが多いので、役を演じる時とナレーションの時との差も付けられたらと思います。

北野:私が演じるルイは、みんなを引っ張るリーダー的存在なんですけど、思っていたより周りのメンバーの個性が強すぎて、ただ引っ張っていくだけでは足りないなと! かなりのパワーが必要だなと思いました。普段から私も明るいというか、ノリで周りを引っ張っちゃうことが多くて、ルイとは似ている点も多いかなと自分では思いますが、ルイを演じ切るにはとにかくエネルギーが必要だなと思ったので、エネルギーを最大限に出して、みんなを引っ張っていける存在になれたらいいなと思います。

森脇:私が演じる里花は関西弁の女の子で、私も関西出身なので共通点のある子だなと思います。演技をする時って、標準語に戻すのが大変だったり、標準語のイントネーションに合わせてお稽古することが多いと思うのですが、今回は関西弁の女の子なので、自分に近いというか、自分に似た子だと思うので、楽しんでお芝居ができたらと思っています。

山本:私は複数の役を演じることになっているのですが、それぞれの役柄が完全に異なるので、しっかり演じ分けていきたいです! 安奈とは似ているところがあるので演じやすいかなと思います。ほかの役については、これから稽古を重ねて成長していけるようにがんばります!

