気になるアナウンサーに迫るB.L.T.連載「ANA-LOG(アナログ)」を、B.L.T.webでも公開!
日本テレビ新人アナウンサー
山本里咲さん
昨年10月より「Going! Sports&News」土曜日担当に抜擢された新人アナウンサーは、学生時代ハンドボール部に所属し全国大会3位の実績を持つ、筋金入りの体育会系だった!
———昨年10月から「Going! Sports&News」を担当されていますが、元々希望されている番組だったそうですね。
「はい。私自身が中高6年間でハンドボールに打ち込んできたこともあり、家族の影響もあって人生のかたわらにいつもスポーツがあったので、自分の経験を生かせる番組につけるんだと、率直に嬉しかったです!」
———ハンドボールをしていた経験が、どのように役立っていますか?
「選手の努力が身近に感じられるところです。選手に対してのリスペクトの気持ちは絶対に忘れません。また、実際にスポーツの試合を目の前にすると、その展開に全身でのめりこんでいく感覚がありますし、スポーツが好きだなと再確認します」
———せっかくなのでハンドボールでの実績やポジションも教えてください。
「中学の時にキャプテンとして出場した全国大会では3位になりました。高校ではインターハイと国体に出場したことがありますが、どちらも2回戦ぐらいで負けてしまって……。ポジションは、高校では右45度のライトバックでした。左利きの人がやればガツンとシュートを決めるエースポジションですが、私は右利きなのでスピードを生かして速攻をしたり、フェイントで相手をかわしたり、体を張って飛び込んでいくタイプのプレーヤーでした」
———ハンドボールに打ち込んでいた山本さんがなぜアナウンサーの道に?
「アナウンサーという職業への憧れは小学生の時から頭の片隅にずっとありました。最初のきっかけは、一緒にテレビを見ていた母が『アナウンサーってかっこいいよね』と呟いたことです。その瞬間から母が『かっこいい』と言ったこの職業を意識するようになりました。中学生でハンドボールの雑誌や新聞の取材を受けた時は、先生が記事をコピーして教室の後ろに貼ってくれたり、声を掛けて貰ったりと色んな影響がありましたし、部員の保護者の皆さんも喜んでくれていたのを見て、私自身もとてもうれしくなりました。誰かにスポットライトを当てて伝えていくという仕事への思いが強くなりました。アナウンサーになりたいという思いが道しるべとなって、今ここに導いてくれたと思います」
———念願のアナウンサーになって、やりがいを感じる瞬間、うれしい瞬間というのはどんな時でしょうか?
「自分が実際に感じた事や、自分で考えて選んだ言葉を放送にのせて貰えた時です。また、一つ言葉を伝えても、人それぞれ受け取り方が違うので言葉選びの難しさも感じました。『どんな言葉で伝えようか』『どんな表現をしようか』と考えることが難しくもあり、楽しくもあります。『Going! Sports&News』についてからは、大変有難いことに毎週スポーツ選手の似顔絵を描く機会をいただいていて、また更に有難いことに上田晋也さんに一言いただいています。瞬発力や面白さ含め、まだまだ力不足な部分ばかりで日々学び、日々勉強だなとつくづく実感しています。そしてうれしかったことは、担当した短いナレーションを先輩が『いい声だね』と褒めているのを聞いて、私の声で貢献していると感じられた時です。その後に先輩が『あの声、誰だろう』と話していて、我慢しようとも思ったのですが、『私です!』と名乗り出ました(笑)」
———今後やりたいことや目標、長い目で見てどんなアナウンサーを目指していくのかも教えてください。
「スポーツを担当するアナウンサーとしてバンバン現場に行って、いろんな世界を取材して伝えたいです。その中でいつかハンドボールの取材もできたらと思っています。おりひめジャパン(女子日本代表)の中心選手の相澤菜月選手とは、実は試合をしたことがあるので、いつか『同じコートに立っていました』と言ってみたいですね(笑)。今年はパリ五輪があるので、願わくはパリ五輪にも行きたいです。将来的には、抽象的ですが、見た人に温かい気持ちになってもらえるアナウンサーになれたらと思います」
取材・文/山木敦 撮影/Junya.JP
やまもと・りさ
’99・9千葉県出身。’23年、日本テレビ入社。銭湯や岩盤浴が好きで最近は日帰りで箱根へ。
Going! Sports&News
毎週土・日 後11・55〜
毎週土・日に、その日のスポーツとニュースをお届け。MCを上田晋也(くりぃむしちゅー)、解説を高橋由伸(土曜)、赤星憲広(日曜)が務める。山本アナは、アシスタントとして土曜に出演中。