【こちら月刊PAM編集部‼︎】vol.04 NUANCE×PAM

2023年2月にプレデビューし、同年7月に本格デビューを果たした雑誌が大好きな船井美玖宇都宮未来の2人=月刊PAMが、あらゆる「編集」をコンセプトに、定期ライブのゲストとのトークなどに挑戦する本連載。第4回は、12月23日に東京・下北沢MOSiCで開催された定期ライブ「月刊PAM12月号」のゲスト・NUANCEのメンバーを本番前に迎え、2人がインタビュアーとなってのトークが展開された。後半には、トーク後に行われたライブのレポートも! 

宇都宮「私がNUANCEさんを初めて知ったのは、去年の8月の定期ライブでハチキュウさんをゲストに迎えた時なんですよ。ハチキュウさんの2人は横浜出身なので、本当は「レペゼン横浜!」で活動していきたかったらしいんですね。でも、すでに「レペゼン横浜!」な活動をしているNUANCEさんがいるから……って言ってて(笑)」

わか「私は唯一のオリジナルメンバーでリーダーなんですけど、NUANCE(ヌュアンス)は2017年4月に結成されて、横浜の商店街が企画するイベントのテーマソングを歌うアイドルユニットとしてスタートしたんです。今も横浜を盛り上げるための活動もしつつ、いろんなライブイベントやツアーなどで全国各地でパフォーマンスしています」

船井「私もNUANCEさんのことを知ったのは宇都宮と同じタイミングなんですけど、それからYouTubeでライブ映像を見させていただいて。ライブ映像を見たらめちゃくちゃ神秘的で、キレがあるんだけどフワッとした動きが、うわーいいなーって思いました。私たち月刊PAMのライブって、けっこうガツガツというか、衣装とか見かけの割には意外と圧が強い感じなんですけど、そういう私たちにはないライブをNUANCEさんはやられているなーって。今はNUANCEさんのような楽曲がないですけど、いつかNUANCEさんのようなダンスができる楽曲でパフォーマンスしてみたいなと思いました」

わか「私は、月刊PAMさんの存在自体は前から知っていました」

恭美「最初はXでお2人の自撮り写真が流れてきて、すごくきれいだなって思っていました。そのあとサブスクとかでPAMさんの曲を聴いたんですけど、声が透き通っている感じがお2人の見た目とマッチして、相乗効果を生んでるなーって。なんて言えばいいんだろう? なんか、勝手に石鹸の泡みたいなイメージがありました(笑)」

海月「私はもともと佐々木喫茶さんが好きで、PAMさんの『What the PAM?』を喫茶さんが作詞作曲されているってXで流れてきて。それがきっかけで知りました。今回ツーマンをやらせていただくことになって、ほかの楽曲も聴かせていただいたんですけど、お2人のお歌を生で聴くのが楽しみになった感じです。どんな世界観でライブをするんだろうって」

初音「月刊PAMさんのお名前は知ってたんですけど、いろいろ調べさせていただいて『くゆりゆく』がすごく好きになりました。今日の朝もめっちゃ聴いてきたんですけど、今日のライブでやりますか?」 

宇都宮「やりますやります!」

船井「最後から2番目に(笑)。というわけで、ここからは私たち2人からNUANCEさんの4人にインタビューしていきたいと思うんですが、最初の質問は『自分のロールモデル』。どんな人に憧れてアイドル活動をしているのか、それぞれの理想を聞きたいです。その理想を聞けば、例えば『まゆゆさん(元AKB48の渡辺麻友さん)とアイナ(・ジ・エンド)さんを理想とするメンバーが集まったグループなんだ!』とか、想像すると楽しいじゃないですか。ちなみに、私は個人としてのロールモデルはいなくて。グループとしては、PUFFYさんなんですけど」

恭美「私は、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんです」

宇都宮「えー! めっちゃ予想外!」 

船井「意外すぎる!」 

恭美「坂東玉三郎さんは70代なんですけど、お芝居で子どもや動物の役もするんです。そのお芝居をしている時は憑依というか、着物を着てお芝居をしていてもそれに見える。頭から爪先まで、それになるんです。あと、NUANCEの曲は繊細な振り付けも多いので、坂東玉三郎さんの手の動きや踊りをちょっと真似したり、もちろんできない部分が多いんですけど、参考にしてやっています」

船井「素敵!」

宇都宮「めちゃくちゃ面白いですね!」 

わか「私は山本彩さんが大好きで、人柄も素晴らしくて、ライブもかっこいいし、すべてにおいて自分を持っている人だなと思っています。山本彩さんもNMB48でキャプテンをされていましたけど、私もリーダーなので憧れますね」

初音「かわいいけどかっこいいアイドルになりたいので、『ラブライブ!』の矢澤にこちゃんが好きなんです。にこちゃんはかわいい見た目とは裏腹に、ちゃんとアイドルについて考えていて、μ’sというグループの存続にも力を注いでいて、アイドルに人一倍愛がある。その自分の目標に向かってとことん努力する姿がかっこよくて、ずっと理想なんです」

船井「初音さん、見た目は(『ラブライブ!』に登場する園田)海未ちゃんですよね!」

初音「うれしい~! 海未ちゃんも好きです! 『ラブライブ!』、好きなんですか?」

船井「好き! μ’sの話をしたら、涙が止まらない!」 

初音「じゃあ、あとでゆっくりお話しましょう!」

宇都宮「海月さんのロールモデルは?」

海月「今までされたことがなかった質問なので、今考えてみたんですけど、特にいないんだなって気付きました。好きな人はいるんですけど、神格化しちゃうんですよね。憧れてああなりたいじゃなくて、自分はなれない存在だからこそ好きみたいな。でも、今質問されて、自分のロールモデルになるような人を見つけたいなと思いました」

宇都宮「次の質問は、対バンについて。これまでNUANCEさんは本当にたくさんのライブイベントでいろんな方たちと対バンしたり、ツーマンライブで共演してきたと思うんですが、その中で相性がいいというか、この人たちと一緒にやったら相乗効果が生まれるかもと感じたのはどなたですか?」

わか「みなさんそれぞれいろんな刺激を受けますけど、私たちの主催イベントで「dubrise(ダブライズ)」というツーマンがあって、それは1曲ずつ交互にライブをするんですけど全部DJみたいに曲が繋がっていて、相手の曲が終わる前に私たちがステージに入って踊りや歌をユニゾンして、相手も私たちの曲のイントロをユニゾンするっていう……。すごく大変なんですけど普段演ることのないグループさんの振り付けやミスできない緊張感があって私たちも勉強になるし、お客さんも「dubrise」の告知があると盛り上がってくれるのでうれしいです」

初音「NUANCE自体、最近はお笑いのライブをしたり何でもやってるので、アイドルさんだけじゃなくても対バンできるのは武器だなと思ってます」

宇都宮「PAMは、今のところ基本はアイドルさんなんですよね。参考になりました! ここで私から率直な質問なんですけど、NUANCEのみなさんは全員横浜出身なんですか? リサーチ不足ですいません!」

初音「私は東京出身です」

海月「秋田です」

恭美「宮城です」

わか「横浜出身は、私だけなんです(笑)」

船井宇都宮「そうなんですね!」 

初音「私は東京出身なんですけど、去年の10月に恵比寿のリキッドルームでワンマンライブをしたんですけど、その時のMCで『恵比寿を横浜にしよう!』って言ったら、『侵略だ!』って言われて(笑)。でも、そこから地方に行くたびにその街を横浜にしようとしています(笑)」

恭美「すでに私の地元・宮城の仙台は、横浜にされてて(笑)。凱旋ライブの時のMCで、『今日から仙台が横浜になりましたー!』って言われました(笑)」

初音「日本全国を横浜に!」 

わか「全国を侵略して横浜にしようって言ってるのは、初音だけなんですけどね(笑)」 

宇都宮「でも、ベースになるエリアがあるのっていいよね。私は兵庫出身で、船井は広島出身だけど、別にPAMはそこから誕生したわけじゃないから」

船井「NUANCEさんには、横浜にまつわる曲がたくさんあっていいなーって思う。あ、『赤レンガ空中さんぽ』が大好きで、毎日聴いてます!」

わか恭美初音海月「ありがとうございます!」

宇都宮「そもそも、私たち横浜が大好きなんだよね。上京してから行くようになった街で1番好きなの、横浜かもしれないです」

船井「2人で横浜の夜景見ながら、5時間ぐらいしゃべるもんね」

宇都宮「横浜の大さん橋の上には、永遠にいられます(笑)」

わか「横浜の魅力はいっぱいあるんですけど、みなとみらいとかキラキラした街もあれば、都心から近いのに田舎もあるし、味のある商店街もいっぱいあって魅力の幅が広いんですよね」

宇都宮「せっかくなので、横浜が地元のわかさんがオススメする穴場スポットが知りたいです!」

船井「そうだね! 教えてほしい!」 

わか「実際に私が行った商店街でまずオススメなのが、浜マーケット。根岸駅と磯子駅の間にある商店街なんですけど、全部がレトロで、そこにある三角コロッケもすごくおいしいんですよ」 

船井宇都宮「行こう!」

目次

12/23開催「月刊PAM12月号」(東京・下北沢MOSiC)ライブレポート

「月刊PAM12月号」は、この定期ライブ恒例のミニトークからスタート。まずは月刊PAMの2人がステージに登場し、NUANCEの4人を呼び込む形でトークが幕を明けた。ファンが見守る中、この日のライブ時点での最新シングル「Carmine泥んで」の話、注目のアイドルグループについて、3月に卒業する川井わかの心境など、話題は多岐にわたり、ライブ前のフロアをしっかりと温めた。 

トーク後は、すぐにNUANCEのライブがスタートした。彼女たちのライブのオープニングSE「dreaming」が流れると、観客から手拍子が巻き起こる。1曲目は、月刊PAMの2人が開演前の楽屋で口ずさんでいたという(NUANCEのメンバー談)「赤レンガ空中さんぽ」だ。爽快感の中に少しの切なさをまぶした、スタイリッシュなポップナンバーがフロアに響く。そして、2曲目はNUANCEの代表曲にして、彼女たちの楽曲の音楽性の高さが注目されるきっかけにもなった「ハーバームーン」。ラップを交えたクールなナンバーで、4人が大人っぽい魅力を見せてくれる。そこからジャジーでダンサブルな「悲しみダンス」、メランコリックなミディアムチューン「サーカスの来ない街」、歌謡曲的な情感がほとばしる「ナナイロナミダ」、ミニマルなエレクトロサウンドが中毒性を持つ「sanzan」、そしてフロアをアッパーなムードに一変させるダンスナンバー「タイムマジックロンリー」を立て続けに披露する。一気に会場の熱が上昇していく中、曲中の「下北も横浜になりますかー?」という煽りに、大きな歓声で応えるフロア。ラストは、甘酸っぱいメロディがエバーグリーンな輝きを放つ、NUANCE流王道アイドルソング「sky balloon」をパフォーマンスし、NUANCEのライブは終了した。多彩な楽曲を披露したNUANCEだったが、しなやかなダンスと繊細なボーカル表現がほかにはない世界観を感じさせ、まさに唯一無二の“NUANCE=微妙な差異”の魅力が伝わってくるライブだった。 

NUANCEのライブが終わり、幕間に相対性理論の「チャイナアドバイス」が流れている。「チャイナアドバイス」の音が大きくなり、SEに切り替わる。2023年の定期ライブを締めくくる、月刊PAMがステージに姿を見せた。 

ライブは、おやすみホログラムのカバーでありながら彼女たちのライブの定番曲であり、もはや自分たちの曲として血肉にしていると言っても過言ではない「Plan」でスタートする。2曲目の「スマイルスマイルスマイル」では、得意の煽りを交えながらフロアのテンションを上げていく2人。曲中のハンドクラップで、ステージとフロアに一体感が生まれていく。その一体感を、ハイスピード&ハイテンションの「What the PAM?」でさらに増幅させていく船井と宇都宮。2023年8月の第1回から数えること5回、定期ライブを重ねるにつれてライブでの楽曲を通したファンとのコミュニケーション能力は、どんどん高まっている印象だ。 

3曲を立て続けにパフォーマンス後、2人は息を切らしながらもMCに。体力がないことを自嘲気味に話しつつ、「今が楽しすぎて笑いが止まらない」など、月刊PAMらしいMCにファンは笑顔になっている。そんなMCを挟み、デビュー時から歌い続ける「息をする旅」で会場全体にさらなる熱を生んでいく2人。2人に呼応するように、「オイ! オイ!」と熱いコールをするファンたち。「息をする旅」は、彼女たちのエモーショナルな歌声の魅力が表現された、月刊PAMの代表曲の1つになったなと思う。続いて、ホフディランの小宮山雄飛のソロプロジェクト・BANK$の名曲カバー「さいきんぼくは」、ヤマモトショウが手がけた人気ナンバー「くゆりゆく」をパフォーマンス。締めくくりは、今や月刊PAMのライブで最も盛り上がる鉄板曲となった「ニューロマンサー」だ。これも「Plan」同様、おやすみホログラムのカバーだが、今の2人の歌が持つ熱量をこれだけダイレクトに表現できる楽曲は、ほかに見当たらない。カバーではあるものの、これも「Plan」同様に2人が楽曲をしっかりと血肉にして歌っているからこそ、そう感じられるのだと思う。願わくば、「ニューロマンサー」と同様の、いやそれ以上の熱を生むオリジナル曲が月刊PAMに授けられることを願いつつ、それが2024年の活動の中で実現することを期待しながら、また次のライブを待ちたい。 

文/大久保和則 写真/シミズソウタロウ

◯月刊PAM Twitter /Instagram

船井美玖(TwitterInstagram)と宇都宮未来(Twitter /Instagram)によるガールズユニット。編集部をコンセプトに2023年7月デビュー。圧倒的な歌唱力を武器としたパフォーマンスに定評がある。
8/11(日)、 1周年ワンマンライブをShibuya eggmanにて開催予定。

◯NUANCE Twitter /Instagram

川井わか、蓮水恭美、汐崎初音、城戸海月の4人による、横浜を軸に活動するアイドルグループ。『ガチでうまい横浜の商店街○○No.1決定戦』を経て2017年に誕生した。
リーダー・川井わかが3/24(日)をもってグループを卒業することを発表、現在「〜NUANCE川井わか LAST YOKOHAMA TOUR 『さいしょのわがまま』ONEMAN LIVE〜」を開催中。

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