アニメ専門チャンネル「アニマックス」が主催するアニメミュージックイベントの15周年記念大会「Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL」が、11/23(土・祝)に神奈川・横浜アリーナにて開催。全21組＋シークレットゲスト4組、全72曲。アニメミュージックシーンを彩った名曲が次々と披露され、15周年イヤーを締めくくるに相応しい豪華なイベントになった。
’24年を象徴する人気曲からアノ名曲まで！ 熱いステージの連続に横浜アリーナが揺れる
自身「まさかのトップバッター！」と、気合い十分でパフォーマンスを繰り広げ、「15周年を超えた先でも、素敵な景色を見せてくれますように」との、「ANIMAX MUSIX」の未来に寄せたコメントと共に「新世界」などを披露した南條愛乃。「CHARACTER SONG SELECTION Part1」では’22年のアルバム「ジャーニーズ・トランク」でセルフカバーした、TVアニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」のキャラクターソング「ココロノエデン」を歌い会場を沸かせた。
ワールドワイドに活躍の場を広げるGARNiDELiAは、ワールドツアーの勢いのままアツいライブを展開。自身も結成15周年、デビュー10周年という節目であることに触れ、デビュー曲「ambiguous」などで会場を沸かせ、コール&レスポンスで会場を一つに。「FAN SELECTION Part1」ではTV放送20周年を迎え、今年初頭新作映画が公開されて話題となった「機動戦士ガンダムSEED」の主題歌「Believe」をアツくカバー。
「声出せ！SELECTION」には、初出演のASOBI同盟が登場。キッズステーションで放送の人気アニメ「キラキラキャッチ！ティニピン」の人気キャラクター“ハチュピン”を引き連れ、田村ゆかりの「You & Me」をカバー。会場をキラキラ＆アゲアゲで包み込んだ他、MADKIDを加えて、社会現象を巻き起こした「Bling-Bang-Bang-Born」をパフォーマンスし会場がBBBBダンスで一つに。ASOBI同盟は自身のステージでも、早口でまくしたてる歌が癖になる「王様だーれだっ」で、SNSで話題の頭の上でハートを作るダンスを繰り広げるなど、SNS世代らしいパフォーマンスでイベントに新風を吹き込んだ。
前半戦は他にも、初出演のアーティストが多く登場し、熱いパフォーマンスを繰り広げた。まずは人気作曲家・俊龍のプロジェクトである“Sizuk”は、ボーカリストのAYAMEが「アニメミュージックが好きな気持ちを横浜アリーナでぶつけましょう！」と会場を煽り、TVアニメ「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season Ⅱ」EDテーマ「Para Bellum」などを歌い、パワフルかつ世界観あふれる歌声で会場を圧倒した。
今年の「NEXTAGE」から勝ち上がった大渕野々花は、MCからスタートし「歌わんのかい！」と自らノリ突っ込みし、トークでも会場を沸かせる。来年リリースの新曲「最上級の心」などを披露した他、「CHARACTER SONG SELECTION Part1」では「マクロスF」の名曲「射手座☆午後九時Don’t be late」を見事に歌い上げ、類い稀なる表現力に大きな拍手が沸き起こった。
アニマックスから生まれた運命の2人。KOTOKOは「故郷の母校」とコメント
’20年の「NEXTAGE」から4年越しで初出演を果たしたsajou no hanaは、「ずっと大きな夢だった！」と喜びを爆発させ、「淡く微か」をはじめ、エモーショナルなボーカルで会場を虜にする。後半の「FAN SELECTION Part2」ではTRUEとTVアニメ「葬送のフリーレン」主題歌「晴る」を歌い、弟子を厳しくも温かい眼差しで見守るフリーレンと、圧倒的なポテンシャルを持ちながらリスペクトも忘れない弟子フェルンのような2人のデュエットが、観る者の胸をアツくさせた。
人気コンテンツ「BanG Dream!」シリーズの注目バンドAve Mujicaは、「Symbol I : △」などを演奏し、ゴシック＆ヘヴィなバンドサウンドで独自の世界へと会場を導いた。また、SizukとのコラボではALI PROJECTの「暗黒天国」をカバー。相性抜群の2組、ハマり過ぎの選曲に大いに沸いた会場。来年1月に放送がスタートするTVアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」への期待値を高めるに十分なステージを展開した。
初出演のASCAは、「第5回アニソングランプリ」ファイナリストとしてしのぎを削った盟友・鈴木このみと、互いのデビュー曲で約束のコラボを果たした。クールなASCA、熱い鈴木。異なるカッコ良さを持つ二人によるボーカルバトルは圧巻だった。またASCA自身のステージでは、「ANIMAX MUSIX」は生みの親のようなものであるとイベントへの思いをコメントし、大人気ナンバー「RESISTER」で大合唱が広がった。また後半戦の「FAN SELECTION Part2」では、GARNiDELiAと「grilletto」を熱唱。同期と事務所の先輩に囲まれ、初の「ANIMAX MUSIX」を全力で満喫した。
昨年トップバッターを務めた内田雄馬はダンサーを従えてパーティーチューン「SHAKE!SHAKE!SHAKE!」のほか、「Hope」では側転のパフォーマンスで沸かせる。MCでは高校2年生だった15年前TVアニメ「灼眼のシャナ」のヴィルヘルミナ・カルメルが好きだったことを告白し、「気持ちがよみがえって、セットリストを見てウズウズした」とコメント。アニメ／アニメミュージックのファンの一人としてもイベントを楽しむ姿に共感が広がった。また「FAN SELECTION Part2」では、MADKIDと「シュガーソングとビターステップ」をコラボ。男同士のパワフルなステージングで会場を沸かせた。
ラップとダンスでワイルドにステージを繰り広げたMADKIDは、「盾の勇者の成り上がり Season 2」の主題歌「Bring Back」などをパフォーマンス。巧みなラップとダンス、さらに爽快なボーカルを響かせて会場を沸かせると、「俺たちにしかできないスタイルでアニメ／アニメミュージックを発信していきたい」とコメント。スタンドの通路や後方ステージなど、横浜アリーナを縦横無尽に駆け回った。
前半のトリを務めた15th Anniversary Special ArtistのKOTOKOは、「ANIMAX MUSIX」に対して愛と思い入れを込め、「故郷の母校のような場所です」と例えた。「Shooting Star」など代表曲を次々と披露し、最後にTVアニメ「灼眼のシャナⅢ-FINAL-」オープニングテーマ「Light My Fire」を繰り出し、全員のジャンプで前半戦を締めくくった。またKOTOKOは後半戦の終盤で「KOTOKO 3本勝負」と題して、自身が作詞を務めた楽曲をコラボするコーナーも。南條愛乃、蒼井翔太、そしてシークレットゲストとして井口裕香が登場し、TVアニメ「ロウきゅーぶ！」オープニングテーマ「SHOOT!」を歌う姿に大歓声が沸いた。パリ五輪の柔道団体のように、ルーレットが回ってコラボ相手が表示されるシステムも、観る側をドキドキさせた。
実力派同士が奇跡のコラボを展開！ はしゃぎまくった「うまぴょい伝説」
後半戦のトップバッターには、ベレー帽と裾に楽譜をあしらった衣装に身を包んだPoppin’Partyが3年ぶりに登場。まずはポップさと切なさが共存する「ときめきエクスペリエンス！」を演奏し、コーラスを会場が歌って一つに。クールなロックチューン「ティアドロップス」では、愛美を真ん中に、ベースの西本りみとギターの大塚紗英が挟むポーズもカッコよく、同曲の決め台詞に会場が沸く。「CHARACTER SONG SELECTION Part2」では代表して愛美が戸山香澄として、鈴木このみとAdo(ウタ from ONE PIECE FILM RED)の「私は最強」をカバーし、ガールズバンド最強の熱い歌声で会場を沸かせた。
初出演となったLiella!は「15周年の記念すべき会に出演させてもらえて光栄です」とコメントし、現在放送中のTVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」3期オープニング主題歌「Let’s be ONE」、同エンディング主題歌「DAISUKI FULL POWER」を披露。華やかさと力強さが同居したパフォーマンスでイベントを彩った他、「FAN SELECTION Part1」では鈴木愛奈と「美少女戦士セーラームーン」の「ムーンライト伝説」をカバー。色褪せない名曲の魅力を凜とした強さでパフォーマンス。さらに「CHARACTER SONG SELECTION Part2」ではAdo(ウタ from ONE PIECE FILM RED)の「新時代」を華麗なダンスパフォーマンスと共に届けた。
同じく初出演の鈴木愛奈は、「初めてで緊張していたけど、皆さんが温かく迎えてくださって嬉しいです」とコメント。自身が出演したアニメのエンディングテーマ「ヒカリイロの歌」を歌うと会場にクラップが巻き起こった他、ロングトーンを響かせるなど持ち前の歌唱力で観客を魅了した。また、「CHARACTER SONG SELECTION Part1」では、Webアニメ「えとたま～猫客万来～」エンディングテーマ「えとにゃんらん」をダンサーと共にパフォーマンスをして、最後は猫のポーズを決めて会場を沸かせた。
蒼井翔太名義でのアーティストデビュー10周年を超えた蒼井翔太もまた、初出演の一人。好きなものを追求して辿り着いた場所が「ANIMAX MUSIX」だったことをコメント。ハイトーンを響かせるアッパーの「EVOLVE」、熱いロックチューン「Eclipse」と、独自の世界観あふれる楽曲をワイルドにパフォーマンスを繰り広げ、「日に日に濃くなるアイラインは武装」とMCでも会場を沸かせた。また「FAN SELECTION Part1」ではTRUEとのデュエットで、緑黄色社会の「花になって」をパワフル&伸びやかに歌い上げ、最上級のコラボレーションを繰り広げた。
イベントもいよいよ終盤戦。昨年は大トリを務めてイベントを盛り上げた、ウマ娘 プリティーダービーがついに出走。今年公開された劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」には、作詞・作曲を手がけたオーイシマサヨシも加わり「この曲を作って良かった～！」とコメント。ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の新シナリオ「走れ！メカウマ娘 -夢繋ぐ発明-」で聴くことができる楽曲「O-ロライズ」は“ウマ娘初の本格EDM”と紹介。競馬場の芝生のように緑のペンライトが広がった会場。集まったトレーナーの胸には“ありがとう”のメッセージが浮かび上がったことだろう。
TVアニメ「甘神さんちの縁結び」から、巫女装束をモチーフにした白と赤のお衣装を身に纏った甘神三姉妹は、同アニメエンディングテーマ「君に恋を結んで」を披露。最後にクルッと回って小指を差し出すポーズに歓声が沸いた。さらに「もう一つの人気三姉妹」と紹介して、TVアニメ「みなみけ」第1期オープニングテーマ「経験値上昇中☆」をパフォーマンス。会場には合いの手、かけ声、大合唱が響き、最後は「せーの」でジャンプしてステージを締めくくった。
鈴木このみは、まずはしっとりとしたピアノをバックに「THERE IS A REASON」を歌い上げる。また「ANIMAX MUSIX」なしには語れない音楽人生だったことをコメントし、14歳で初出演した時を振り返りながら「フリフリの服をお母さんが作ってくれた」と感謝する場面も。「Reweave」を歌う際には、TVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」の主人公スバルの能力に重ね、「明日のことは考えず騒げ！明日仕事がある人は“死に戻りすればいい！”」とコメントして会場を沸かせ、全身全霊でダイナミックにパフォーマンスした。
平野綾、Tom-H@ckがシークレットゲスト 大トリはオーイシマサヨシ！
今や「ANIMAX MUSIX」の顔であるTRUEは、まずは「フローズン」で会場を沸かせる。ミュージックビデオと同様、アコースティックギターをかき鳴らしながら歌った。「S.O.S」では耳に手を当てみんなの声を聴きながらスケールの大きな歌声を響かせ、ジャンプと歓声で応えた観客に「みんなのジャンプに生き様を感じた」とコメント。さらに「みんなに育ててもらった三種の神器の一つ」と言う「UNISONIA」などを熱唱。神秘性も感じさせる圧倒的な歌唱力を発揮し、大きな会場こそTRUEにはお似合いであることを改めて感じさせた。
そして、ウマ娘 プリティーダービーとのコラボで「うまぴょい伝説」にも出走した中川翔子は、「行くぞANIMAX MUSIX！」と客席に声をかけ、誰もが聴きたいと望んだあの曲「空色デイズ」を披露。盛り上がる会場に「ぶち上がれ～！」とさらに煽りを入れると、会場には大歓声と共に〈オイ！オイ！〉とかけ声が上がった。また、長編VR映画「機動戦士ガンダム：銀灰の幻影」主題歌「ACROSS THE WORLD」を歌う際には、「機動戦士ガンダム」の名ゼリフでコール&レスポンスで会場を楽しませた。
ここで更なるシークレットゲストとして、平野綾が紹介されると、会場は大爆発するような歓声に沸いた。平野の代表作であるTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」と「らき☆すた」が原作20周年を迎えたことに重ね、「God knows…」では〈あなたがいて 私がいて〉とDメロを大合唱で掛け合う。また「15年ぶりにあのパフォーマンスを再現！」との謳い文句で、’09年に日本武道館で開催されたイベント「らき☆すた in 武道館 あなたのためだから」での「もってけ!セーラーふく」のパフォーマンスが再来。チアダンスの衣装に着替えた平野が、ポンポンを振りながらの全力の歌とダンスに、観客は歓声を上げてオレンジのペンライトを振った。
大トリとして、壁を突き破って登場したオーイシマサヨシ。まずはジャジーでロマンチックな「ギフト」を繰り出し「オートリマサヨシです(笑)」と挨拶。続けて「今日のセトリえぐくない？裏で情緒おかしくなってた」とコメント。TVアニメ「凍牌～裏レート麻雀闘牌録～」オープニングテーマ「ギャンブリングホール」では、〈ヘイ！〉のかけ声で会場を一つに。スタンド席を観客とハイタッチしながら練り歩き、「最高やね！」と喜色満面の笑み。そして「みんな“グリッドマン”は好き？歌いたいけどな～でもな～」とボヤキ漫談のようなフリから、Tom-H@ckを召還。オーイシとTom-H@ckのコラボで、劇場版「グリッドマン ユニバース」主題歌「uni-verse」などを披露。会場にはクラップと大合唱が広がり、まるでミュージカル映画の大団円のように多幸感であふれた空気でライブを締めくくった。
最後は出演者全員が呼び込まれ、それぞれ「楽しかった」「最高だった」「ありがとマックス」などコメント。15th Anniversary Special Artistの中川翔子は、「みんなで長生きしようね。未来永劫誰一人死ぬんじゃねーぞ！」と中川流でメッセージを伝えた他、KOTOKOは「もう15周年ではなく、まだ15周年。この大好きな場所が、ずっと続きますように」とコメント。そしてラスト1曲、歌ったのはアニメ放送15周年のTVアニメ「とある科学の超電磁砲」オープニングテーマ「only my railgun」。ここでまさかの最後のシークレットゲストとして、fripSideの八木沼悟志がショルダーキーボードを引っ提げて登場。みんなで歌い繫いで、7時間に及んだアニメミュージックの祭典は幕を閉じた。
また、11月30日(土)12：00からLeminoプレミアムにて、「Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL」の独占配信が決定。この時の熱狂をもう一度楽しみたい方や、当日は現場に行けなかった方々もみんな楽しめるように！
誰と誰がまさかのコラボ！あの人があの曲をカバー！組み合わせ、選曲の絶妙さ。スタッフ、演者、観客、アニメ／アニメミュージックへの愛の深さは業界随一との呼び声。終わった側から、来年への期待値もマックス！
取材・文 榑林史章
＜配信情報＞
『Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL』見逃し配信
見逃し配信もLeminoプレミアムで独占配信！
視聴ページ：https://lemino.docomo.ne.jp/contents/Y3JpZDovL3BsYWxhLmlwdHZmLmpwL2dyb3VwL2IxMDI4OTc=?pit_git_type=LIVE_SINGLE
配信期間：2024年11月30日(土) 12:00～2024年12月8日(日)23:59 予定
※Leminoプレミアム会員にご入会のうえ、ご覧ください。
＜「Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL」オフィシャルグッズ事後通販も実施中！＞
ANIMAXストア
https://store.animax.co.jp
セシールオンライン
https://www.cecile.co.jp/feature/animax_musix/2024/1
グッズページ
https://www.animax.co.jp/animaxmusix/15th/goods
【「Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL」概要】
【出演アーティスト】
<15th Anniversary Special Artist>KOTOKO、中川翔子
<Artists>Ave Mujica、蒼井翔太、ASCA、ASOBI同盟、甘神三姉妹、内田雄馬、ウマ娘 プリティーダービー、オーイシマサヨシ、大渕野々花、GARNiDELiA、sajou no hana、Sizuk、鈴木愛奈、鈴木このみ、TRUE、南條愛乃、Poppin’Party 、MADKID、Liella!
<Secret Artists>井口裕香、Tom-H@ck、平野綾、八木沼悟志
※五十音順、敬称略
【司会】吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
【Lemino配信日時】
生配信：2024年11月23日(土・祝) 13:00 開場 / 14:30 開演
見逃し配信：2024年11月30日(土) 12:00～2024年12月8日(日)23:59
【配信形態】Leminoプレミアム(月額990円(税込)※1)
【主催】株式会社NTTドコモ、株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン
【後援】横浜市
【Leminoについて】
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