時に実験的、もしくはトガった番組を放送することで知られるフジテレビ深夜の「火曜ACTION!」枠。この8月は、「高校の校内放送をラジオに」というモチーフの連続ドラマ「僕たちの校内放送」を全4回で放送(※関東ローカル)。そのヒロイン・夏川茜役に配された米倉れいあにインタビューを敢行! 3回目の今回はラジオ好きの茜にちなんで、れいあちゃんの好きなカルチャーや、所属するガールズユニット・821(ハニー)でトークする時のポジションなどを深掘りッ。では、今夜も行ってみましょ〜ッ!
──茜がラジオ好きなように、米倉さんにも好きなカルチャーはありますか?
「私はアニメが大好きで、いつか声のお仕事もさせていただけたらいいな〜と思っているんですけど、最近の新作はまだあんまり見ることができていなくて。なのに、大好きな『銀魂』は見返しているっていう……(笑)」
──少年ジャンプに原作が連載されている、もしくは連載されていた作品のアニメ化率って、すごく高いですよね。
「確かに……『【推しの子】』の原作もジャンプですよね。私もマンガでは読んでいるんですけど、アニメ版はまだ観ていなくて。でも、観た人みんなから『面白いよ!』って勧められます。原作はまだ続いているんですけど、主人公の復讐よりも芸能活動の描写がメインになってきていて、ちょっと様子見しています。『あれ、復讐は⁉』って──」
──そういう時って、一旦ちょっとインターバルを置いた方が楽しめますよね。ちなみに、アニメとマンガ以外にも何かありますか?
「あとはゲームですね。あと、冬限定ですけどスノボも好きです」
──冬限定で(笑)。ということは、春から秋にかけてはインドアな過ごし方が多い感じなんですね。
「そうですね、家でゆっくり好きなことをして過ごしたり、“ひとカラ(ひとりカラオケ)”に行ったり。昨日(取材日の前日)も行きました(笑)」
──なるほど。何を歌うことが多いですか?
「コレサワさんの曲とかが多いかなぁ……。私、何回か歌のレッスンを受けたんですけど、それがきっかけで発声と歌い方のコツをつかんだんですよ。レッスン以後は『歌、うまくなったね』って言われることも増えてきて、めっちゃうれしく思っています。もっと上手になりたいので、また歌のレッスンを受けたいですねー」
──米倉さんの声は透明感がありつつ、ちょっとハスキーな感じもするのが素敵ですよね。
「ありがとうございます。たま〜に、“聞いていると眠たくなっちゃうね”って言われたりもするんですけど……」
──それは歌声じゃなくて、しゃべっている時の声ですよね⁉
「あっ、そうですそうです(笑)」
──きっとしゃべる声からアルファー波が出ているんですよ。でも、歌声の音域が広がったり、声量が上がると楽しくなりますよね。
「楽しいです。あんまり人のことを褒めない友達がいるんですけど、その子からも『うまくなった⁉』って言ってもらえたりもして。『僕たちの校内放送』の第2話で(木戸大聖演じる今野)浩哉くんも(前田旺志郎演じる大城)健太くんと校内ラジオを始めてからはっきりと声が出せるようになって、どんどん校内の人気者になっていきますけど、きっと同じような感覚だったんじゃないかなって思いました」
──第3話ではちょっと自信をつけた浩哉が見られると同時に、健太との“ヒロケンコンビ”に解散の危機も迫るんですよね。なお、“ヒロケン”コンビは浩哉が進行して健太がリアクションするという役割ですけど、所属しているガールズユニット・821(ハニー)のメンバーでトークする時、米倉さんはどういうポジションなんでしょう?
「私は……わりとメンバーに任せちゃう感じのポジションかも、です。6人がワーッとしゃべっちゃうと、何が何だか分からなくなっちゃいそうなので、おしゃべりが上手な子に進行を任せて、『うん、うん』ってリアクションする──って思うと、健太くんに近いのかな? でも、821はユル〜くトークする感じなので、そのフワッとした感じを楽しんでいただけたらいいなと思います」
──ちなみに、821での浩哉くん的なポジションの人を挙げるとすると?
「誰だろう……浩哉くん的なポジションはその日によって変わるかもしれないですね。受け答えが大人っぽいなって感じるのは、リコとエマです。2人がしっかりしているので、私達は空気とか流れを読みながら合わせていくっていう。そう考えると意外と役割がはっきりしていて、バランスがいいのかもしれないですね」
──まさしく、ヒロケンコンビと放送作家ポジションの藤原瑞樹さん(中田青渚)のように(笑)。
「ありがとうございます。そういうことにしておきましょう(笑)」
取材・文:平田真人
火曜ACTION!「僕たちの校内放送」
毎週火 深0・25〜0・55
※関東ローカル
※時間変更の可能性あり
※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施予定
フジテレビドラマのヤングクリエイターたちが月替わりで送る「火曜ACTION!」(関東ローカル)。完全オリジナルストーリーとなる今作は、舞台となる春山西高等学校に通う引っ込み思案で目立たない存在の放送部員・今野浩哉(こんのひろや/木戸大聖)が、ひょんなことから仲間となる同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく友情・青春・ラジオが詰まった“校内放送青春群像劇”となっている。
クラスでは“ぼっち”な主人公の相方となる役を前田旺志郎、校内放送のリスナーでとがった性格の謎多き女子高生を中田青渚、ラジオ大好き少女で校内放送のファンとなる学園のマドンナを米倉れいあが演じる。若手キャストたちが、珍しい題材の“校内放送群像劇”で真夏の「火曜ACTION!」を盛り上げる!
よねくら・れいあ
’05・2・8和歌山県出身。水瓶座。B型。TikTokでの投稿をきっかけにスカウトされ「第43回ホリプロタレントスカウトキャラバン」に参加、合格者で結成されたガールズユニット・821でデビューした。ソロ活動でも「青のSP-学校内警察・嶋田隆平」(2021年、カンテレ・フジテレビ系)で女優デビューすると、「コントが始まる」(2021年、日本テレビ系)に出演。そして「ZIP!」(日本テレビ系)の人気コーナー「星星のベラベラENGLISH」ではヒロインを演じていた。さらに、不動産流通大手ピタットハウスの新イメージキャラクターに決定し、9月から順次、同社のホームページやテレビCMに登場する。