吉岡里帆が7月スタートの連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)に主演! 吉岡は「生活保護受給者」を支援する新人ケースワーカーを演じる。共演は井浦新、田中圭、遠藤憲一ほか。
「生活保護」のリアルな実態に切り込み、現役ケースワーカーや医療、福祉の現場からも高い評価を受ける注目作「健康で文化的な最低限度の生活」(小学館)をドラマ化。吉岡は、生活保護受給者を支援し、自立の手助けをするために奮闘する新人ケースワーカー・義経えみるを演じる。
吉岡里帆コメント
Q. 新人ケースワーカー役に挑戦されますが、心境はいかがでしょうか?
夏にお届けするドラマなので、暑さに負けないようにパワフルな主人公を作っていけたらなと思います。えみるは、いい意味で普通の子ですが、その普通さが魅力的だなと思っています。普通に育って、普通に就職した女の子がケースワーカーの仕事を通して、人と真剣に向き合うこと、己のやるべきことに気がついて、少しずつつ心を手繰り寄せながら成長していきます。優しさや人を思いやる気持ちというのは絶対誰しも持っている感情だと思うので、その気持ちを呼び起こされ、成長していく、えみるの姿はきっと見ている方にも伝わってくれるのではないかと思っています。今まで気づけていなかった事に気づいていく、そういう普遍的な主人公になったらいいなと思います。また、人のために一生懸命になる、ということは私自身の人生においても、テーマとしていることなので、素敵な役を頂けて感謝しています。
Q. ご自身はえみるに似ていると思いますか?
えみるの気持ちはすごく分かります。他人なのだけど、人ごととは思えない部分があったり、成長段階だからこそ、器用に立ち回れなくて、とにかくがむしゃらにぶつかっていくところは共感できます。この役は一対一でどこまで人の人生と真剣に向き合えるのかが肝です。根本的に本人の意識や信念がないと解決出来ないお仕事の物語で、私にとっても、えみる役は今までと違った新しい挑戦だと思っています。
Q. 原作を読まれた感想を教えてください。
この漫画を読むまでは、生活保護についてあまり知りませんでしたが、不正受給者のニュースがテレビで取り上げられるなど、社会問題であることが先にイメージとしてありました。しかし、この物語は人生のどん底に立たされた人たちが、真剣に向き合ったケースワーカーに救われ、絶望から再生していく姿を描いています。
Q. 視聴者の方々にメッセージをお願いします。
今作のテーマは、他人と真剣に向き合うことがどれだけ大変で大切なのかという、人間関係の尊さというシンプルな事に尽きます。人と人とは適当に向き合う事もできてしまうと思うのですが、どんな小さな事でも相手と向き合って行くということが大切だと原作は伝えています。私はそれをえみるという役に落とし込んでいきたいと思います。ドラマを見てくださった方が、何かをあきらめかけていたり、なかなか人生の一歩を踏み出せない時に、その一歩は恐いかもしれないけれど、大丈夫、その一歩が大切なのだと伝えられたらいいなと思います。
\7月スタート/
健康で文化的な最低限度の生活
毎週火 後9・00~9・54 フジテレビ系(カンテレ制作)